夏休みは能登へ!【その2】日本の灯台50選に選ばれた禄剛埼灯台
北陸物語案内人の若井です。
能登半島の先端、内浦と外浦の境にあるのが禄剛崎(ろっこうざき)。

ここには日本の灯台50選に選ばれた禄剛埼灯台があります。
明治時代に建てられた白亜の灯台で、初点灯時から使われていた灯台の心臓部・フレネルレンズが能登半島地震で破損し、修復が困難なため、現在はLEDに切り替わっています。

訪れた時は修復作業のため灯台の周りに足場が組まれていましたが、外見状は全く問題なく見えます。ただ、灯台の周辺の海側の崖が地震で崩れており、立ち入りができなくなっていました。
展望台から見下ろすと「千畳敷」と呼ばれる海食棚が広がっています。この海食棚は地震の前は満潮となると水没していましたが、地震によって隆起し、常に見えている状態となったそうです。

禄剛崎の名物の、ここから東京、上海、釜山、ウラジオストクへの距離を記した道標も健在です(土台のコンクリートが新しいので、直したのかも)。

ここは意外とありそうでない、「海から昇る朝日」と「海に沈む夕陽」が同じ場所から見られることでも知られています。
この日は直射日光が強く、灯台までの長い上り坂でたっぷりと汗をかきましたが、海風が気持ちよく、汗もすぐに引きました。

麓にある「道の駅 狼煙(のろし)」も週末を中心に営業を再開しています。
碧く美しい能登の海を一望できる禄剛崎へ、お出かけになってみませんか。
2025.07.25