北陸新幹線で行く北陸のお花見【その2 石川県編】

北陸物語案内人の若井です。

石川県内の北陸新幹線の各駅から近い、おすすめのお花見スポットを紹介します。石川県内全線開通したばかりで話題の新幹線に乗って、今年はぜひ北陸で桜の花見を楽しんでみませんか。新幹線を利用すれば、北陸三県のハシゴ花見も楽々できます。

※今年の金沢の開花予想報は4月1日で、満開予想は4月6日(日本気象協会発表)

【金沢駅】

・金沢城公園・兼六園(金沢市)

金沢城公園の桜といえば、国の重要文化財の石川門とのツーショットが春の金沢を象徴する風景として人気。ライトアップされるとお堀の水面に桜が映って幻想的な内堀もおすすめ。また、新丸広場にはさまざまな種類の桜の木が植えられ、ここは飲食もOK。意外と知られていない、穴場のお花見スポット。

一方の兼六園は四季折々の美しさがありますが、桜が満開の頃はやはり格別。ソメイヨシノだけでなく、桜の種類が多く、兼六園熊谷、旭桜、兼六園菊桜など、4月下旬まで桜の花が楽しめます。日本さくら名所100選。

▶︎金沢駅からバス約10分の兼六園下・金沢城下車。あるいは金沢駅から徒歩30分

・浅野川(金沢市)

金沢には、浅野川と犀川という2つの大きな川が流れており、浅野川を女川、犀川を男川とも呼びます。そこはかとなくはんなりとした雰囲気が感じられる浅野川は、大正ロマンを感じる国登録有形文化財の浅野川大橋を中心に上流と下流に桜の並木が続いています。

上流の梅ノ橋周辺は、木造風の絵になる橋と桜が、また、下流側には主計町(かずえまち)茶屋街があり、陽が落ちるとガス灯とぼんぼりの灯りに桜の花が照らし出されて、妖艶なムードが漂います。

▶︎金沢駅からバス約7分の橋場町下車。あるいは金沢駅から徒歩30分

【小松駅】

・芦城公園(小松市)

芦城公園は、三代加賀藩主・前田利常の隠居城であった小松城の三の丸跡に作られ、池泉回遊式庭園となっています。園内には約130本のソメイヨシノがあり、花見客で賑わいます。ぼんぼりが点灯する夜桜もおすすめ。

▶︎小松駅から徒歩15分

・木場潟公園(小松市)

湖を1周する6.4kmの園路沿いなどに1,700本もの桜が植えられている。すぐ脇を北陸新幹線が走り、晴れた日には湖水と桜、さらに白山が織りなす美しい車窓を望むことができます。

▶︎小松駅からは遠いので、新幹線の車窓からどうぞ

【加賀温泉駅】

・旧大聖寺川

ゆったりと流れる旧大聖寺川の川面に桜並木が映り、とても風流。畔には大聖寺藩主の休憩所だった「長流亭」(国指定重要文化財)が建ちます。すぐ近くには「熊坂川の桜並木」もあり、セットで訪ねたいところ。また、加賀温泉駅から徒歩30分ほどで行ける「加賀市中央公園」も桜の名所で、すぐそばを北陸新幹線が走ります。

▶︎加賀温泉駅からIRいしかわ鉄道3分の大聖寺駅下車、徒歩約20分

次回は富山県内の新高岡駅、富山駅、黒部宇奈月温泉駅から近いお花見スポットを紹介します。お楽しみに!

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