北陸物語facebook ~獅子吼高原から眺める手取川扇状地~

北陸物語案内人の若井です。

北陸各地では田植えの季節を迎え、水が張られた田んぼが陽の光を浴びて、キラキラと眩しく輝いています。

これを高いところから眺めるととてもきれいで、なかでも富山県の砺波平野は、夕日に照らされて田んぼが金色に輝いて見えることが写真愛好家の間で評判となり、今の時期は全国からたくさんのアマチュアカメラマンがやってきます。

さて、本日紹介するのは、砺波平野ではなく、石川県白山市の手取川扇状地です。

ここからも、この時期は夕日に照らされて一面が金色に輝く田んぼと、さらに日本海へと沈む夕日も望むことができます。

ただし、一番眺めのいい場所が、麓からゴンドラで上がる獅子吼高原(スカイ獅子吼)で、このゴンドラは通常は日没前に営業を終了してしまいます。でも、5月13日〜14日の2日間は夜8時まで延長運転されると知り、行ってきました。

この日は残念ながら日没近くになって霧と雲が出て、雨も降り出すというあいにくの天気で、金色に光る田んぼはわずかしか見られませんでした。それでも日が沈み、街の明かりが灯る頃には時折雲が切れて、神秘的な風景を覗かせてくれました。

手取川扇状地は「白山手取川ジオパーク」を象徴する眺めでもあり、この日は訪れる人もわずかでしたが、世界ジオパーク入りが正式決定したら、ここからの眺めも人気となるでしょうね。

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