アートをめぐる旅
アートをめぐる旅A trip around art

富山 石川 福井
2020.10.02

伝統工芸から現代アートまで。
奥深い北陸の芸術と創作をめぐる旅。

北陸は、伝統工芸から現代アートまで幅広い芸術を愛する文化も特徴です。
世界的人気の現代アート美術館、アーティストが創作を行う森、街に命を吹き込む芸術祭、市民が守ったアートを展示するギャラリーなど、多彩なアートスポットをめぐる旅が楽しめます。

Toyama富山県

富山県美術館

アートとデザインをつなぐ美術館

ピカソ、シャガールら20世紀初頭に活躍した巨匠たちの作品、シュルレアリズムや抽象美術など多彩な20世紀の美術品、日本や富山を代表する作家のポスター・椅子などデザイン作品を鑑賞できる美術館。約3か月ごとにテーマと作品を変えて常設展示が行われ、そのほか、無料エリアでは体験型のアートなどもあり、大人も子どもも楽しめるアートとデザインが集まっています。

家族で楽しめる
アートスポット!

設計は、「安曇野ちひろ美術館」などを手掛けた建築家・内藤廣氏。ガラスを多く配したホワイトキューブの外観が印象的で、東西南3方向それぞれに大きなガラス面が多く配され、景色の良さも人気です。見逃せないのは屋上庭園、「オノマトペの屋上」。デザイナー佐藤卓さんが手がけたオリジナルの遊具「ひそひそ」や「うとうと」、「ふわふわ」など、童心に帰るひとときを過ごせます。屋上からは富山を一望することができ、晴れた日の立山は絶景です。

富山県美術館
  • 富山県富山市木場町3-20 MAP
  • 076-431-2711
  • 9:30~18:00(入館は17:30まで)
    定休日 水曜日(祝日を除く)、祝日の翌日、年末年始、臨時休館日、臨時開館日あり
  • https://tad-toyama.jp/

水辺の風景が美しい、富山の人気スポット。

公園の風景が
まるでアート!

富岩運河の舟だまりを利用した水辺の空間を中心に、両岸に遊歩道や芝生のスロープが配置された地元でも人気の公園、憩いの場と水に親しむ環境が演出され、雄大な立山連峰も望むことができます。冬はイルミネーションで彩られ、他の季節と一味違う魅力も。園内には「世界一美しいスタバ」やフレンチの鉄人坂井宏行シェフ監修のフレンチレストラン「ラ・シャンス」があり、魅力的な公園となっています。

富山市ガラス美術館

美術館の殻を破った美術館

富山市の中心市街地に位置し、図書館や銀行も併設される複合施設「TOYAMAキラリ」内にある富山市ガラス美術館。建築設計は国立競技場も手掛けた建築家の隈研吾氏。富山でつくられるガラス作品のような、キラキラと光るファサードが印象的な建物は、御影石、ガラス、アルミという異なる素材の組み合わせで作られ、表情豊かな立山連峰を彷彿とさせる外観です。内部は富山の小森をイメージし、富山県産材のルーバー越しの光が木漏れ日を感じさせ、斜めに大きく貫く吹き抜けが開放感を演出しています。

中も外も美しい
建物にも注目!

常設展・4階「コレクション展」やさまざまな企画展に加え、6階「グラス・アート・ガーデン」では、現代ガラス美術の巨匠デイル・チフーリ氏の工房が制作したインスタレーション(空間芸術)作品を展示しています。美術鑑賞の余韻を楽しむことができるカフェや「TOYAMAキラリ」オリジナルグッズなどが揃ったミュージアムショップもあり、アートを満喫できるミュージアムです。

富山市ガラス美術館

「ガラスの街とやま」を五感で感じる創作と体験の施設。

富山のガラスを
おみやげに!

富山ガラス工房は、「ガラスの街とやま」におけるガラス造形作家の活動拠点。工房で創作に打ち込む作家さんの姿を見ることができ、ショップギャラリーでオリジナル作品や季節にあわせた展示に触れることができます。また、吹きガラスやペーパーウェイト作りなどの制作体験も楽むことができます。休憩はグラス×カフェ「クリエ」で。作家さんのグラスで楽しむドリンクはまた格別です。

Ishikawa石川県

金沢21世紀美術館

現代アートを体感する美術館

「まちに開かれた公園のような美術館」が建築コンセプトで、誰もがいつでも立ち寄れて、さまざまな出会いの場となることを目指した現代アートの美術館。直径112.5mの円形のガラス壁の中に、大小さまざまなホワイトキューブと光庭が配され、出入口は東西南北4つあるなど、それまでの美術館の閉鎖的なイメージを大きく変えた開放的な空間設計となっています。建物を取り囲むように広がる広い芝生には桜や柳などの樹々が植えられ、屋外にもアーティストの作品やおしゃれなオブジェが設置されています。

開放的な空間で
現代アートを満喫!

 館内は、無料で楽しめる「交流ゾーン」と展覧会の展示作品を観覧する「展覧会ゾーン」のふたつのゾーンに分かれています。「交流ゾーン」にも楽しめる作品が数多く展示され、中でも水の中に人がいるように見えるレアンドロ・エルリッヒの『スイミング・プール』(レアンドロのプール) が人気です。金沢の空を切り取ったジェームズ・タレルの『ブルー・プラネット・スカイ』(タレルの部屋)など、感覚が揺さぶられるとても貴重な体験ができます。

金沢21世紀美術館
  • 石川県金沢市広坂1丁目2-1 MAP
  • 076-220-2800
  • 展覧会ゾーン:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)
    交流ゾーン:9:00~22:00
    定休日 展覧会ゾーン:毎週月曜日(祝休日の場合は翌平日)、年末年始
    交流ゾーン:年末年始
  • https://www.kanazawa21.jp/

金沢21世紀美術館のそばで現代アートを発信する私設美術館。

現代アートの街
金沢を体感しよう!

アートコレクター・林田堅太郎が、金沢21世紀美術館から徒歩1分という立地に2020年にオープンさせた私設美術館。ここには、金沢21世紀美術館「スイミング・プール」で人気のレアンドロ・エルリッヒの作品『INFINITE STAIRCASE』が恒久展示されています。また2階・3階では人気アーティストの作品も展示され、金沢のアートシーンを活気づけている施設です。

  • KAMU金沢
  • 石川県金沢市広坂1-1-52 MAP
  • 11:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)
    定休日 月曜
  • https://www.ka-mu.com/

奥能登国際芸術祭 常設作品

トビアス・レーベルガー『Something Else is Possible/ なにか他にできる』:旧蛸島駅周辺

さいはての地をアートの最先端に

能登半島の先端に位置する珠洲は、古くから海上交易の拠点としてさまざまな文化が往来する地域でしたが、近代化の流れのなか次第に衰退。人とものが集まる「最先端」から現代の「さいはて」の地となった珠洲の再起のために開催されたのが「奥能登国際芸術祭」です。国内外のアーティストが、「さいはて」ゆえに残された「忘れられた日本」とも言うべき原風景と向き合い、アートの力で土地の魅力を増幅させます。

ラックス・メディア・コレクティブ『うつしみ』:旧上戸駅

アレクサンドル・コンスタンチーノフ『珠洲海道五十三次』:広域展開バス停(笹波口バス亭)

第二回目の芸術祭が
2021年秋に開催予定!

奥能登国際芸術祭2017では、珠洲市内各所に作品が設置され、動員目標の倍以上となる7万人が訪れ大成功をおさめました。その展示作品のうち9作品が「奥能登国際芸術祭常設作品」として展示され、屋外4作品はいつでも鑑賞することができます。「さいはて」の風景と、「さいはて」で産み出されたアートを体感してみませんか。

奥能登国際芸術祭 常設作品

珠洲の古民家でさまざまな作品に出会えるギャラリー。

お気に入りの
作品に出会うかも!

珠洲のゆったりとした時間と美しい自然とともにある古民家で、工芸作家の作品を企画展示するギャラリー。「舟あそび」という名はギャラリストである舟見有加さんの名前からとられています。珠洲焼の常設展示に加え、ガラス、陶磁器、テキスタイル、革小物、竹工芸の作品も常設展示され、いつまでも使える、美しいもの、大切にしたいものに出会える場所です。

  • Gallery舟あそび
  • 石川県珠洲市若山町出田41-2 MAP
  • 0768-82-3960
  • 10:00〜18:00(10月のみ〜17:00)
    定休日 企画展開催中営業※企画展開催以外のご来店は、事前ご連絡の上お気軽にご相談下さい。
  • https://f-asobi.com/

Fukui福井県

めがねミュージアム

めがね好きの聖地

めがね好きの聖地 福井県は国内生産フレームの9割以上のシェアを持つ「めがねの産地」。職人の手によって作られためがねは、日本の優れたモノづくり技術のひとつです。めがねのまち・鯖江にある「めがねミュージアム」は、常に進化するめがねの歴史や最新の技術にふれられる日本で唯一のめがね専門のミュージアムとして人気を博すスポットです。

めがね好きには
たまらない!

福井県内約40社の最新モデルを3,000本以上展示販売している「めがねShop」、世界にひとつのオリジナルめがねを学びながら手作りできる「めがね手作り教室」(要予約)などの「体験工房」、めがねの歴史をより深く知ることができる「めがね博物館」など、めがねを見て、ふれて、体験できる場が満載で、めがね型のスイーツなど、おもしろいお土産も必見です。

めがねミュージアム

創作寿司&スイーツ、コーヒーを楽しめるカフェ。

アートみたいな
料理が映える!

大きな通りから中に入った林の脇にある、静かでひっそりとしたカフェ。ガラス張りの店内からは周りの木々を見ることができ、森の中にいるような雰囲気の店内は、白をベースにモダンな感じで、空間デザインにもこだわりが感じられます。フードもスイーツもきれいに盛り付けられ、まるでアート作品。インスタにアップしたい人にも人気のスポットです。

  • O-edo+(オーエドプラス)
  • 福井県越前市宮谷町53-15 MAP
  • 0778-62-6202
  • 平日11:00∼17:00(L.O.16:00)
    土、日、祝祭日11:00∼18:00(L.O.17:00)
    定休日 月曜日(祝祭日の場合は翌平日)年末年始、夏休みなど不定休有り
  • https://www.instagram.com/o_edoplus_2017/

金津創作の森

アートの生まれる森を散策

森を散策しながらアートに出合う
「金津創作の森」は、美術館を中心とする森の中に、アート作品や体験工房、アーティストたちのアトリエが点在する、知る人ぞ知る非日常の空間。初代館長であり、戦後美術批評の草分けとして活躍した針生一郎氏による「森はあらゆる芸術の源である」という基本理念のもと、東京ドーム約4個分に相当する20万平方メートルもの広大な自然の中で、アーティストが現地滞在しながらの創作活動「アートドキュメント」が開催されてきました。

歩くだけでも
リフレッシュ!

「人と創作活動が育てる出会いと交流の森」として、これまでアーティストたちがこの場所でつくりあげたアート作品が、広大な自然空間に点在しています。また、美術館アートコアや体験工房、アーティストたちのアトリエが森の中に点在しています。メイン施設である美術館アートコアでは季節ごとに企画展が開催され、創作工房やガラス工房では陶芸や竹細工、ガラスなどの体験もできます。

金津創作の森

大野市民が守り伝えたアートに出会えるギャラリー。

街に根付いた
アートを実感!

「COCONO(ココノ)」は、築120年超の伝統的木造古民家をリノベーションしたギャラリー。「オモヤ」「ハナレ」「蔵」の3つのギャラリーにカフェやショップも併設されています。1950年から展開された「小コレクター運動」で、たくさんの現代美術作品が市民の手に渡った大野市。市民が守り愛してきたアートを多くの人に届け、次世代へつなげるアートスペースとして企画展示が積極的に行われています。