北陸物語facebook ~とっても珍しいハスの花が見ごろ~
北陸物語案内人の若井です。
1つの茎頭に複数の蕾をつける「妙蓮」というハスをご存知でしょうか?
多頭蓮の1種で、1つの花の花弁(花びら)は1500〜3000枚にも及ぶことがあるそうです。
この妙蓮が見られるのは、滋賀県守山市と石川県金沢市の持明院蓮寺の2カ所だけと言われており、持明院の生育地は石川県指定天然記念物となっています。
花の時期に合わせ、観蓮の会が行われていると聞き、行ってきました。
お寺の方が花の特徴などを説明してくださった後、妙蓮の咲く池へ。
「写真を撮るのに夢中になって池に落ちた方がいらっしゃるのでお気をつけて」とお気遣いもいただきました。
妙蓮は、もっとフワッとした花かなと思っていましたが、花弁がギュウギュウ詰めになったとても不思議な花。ほころぶ前の蕾は普通のハスと変わりありませんが、花開くと複数の蕾が現れ、花の直径は15〜25センチにもなるそうです。蓮の実をつけず、花のまま枯れるのも特徴だとか。見た目通りに花は重たく、添え木で花を支えているそうです。
観蓮の後は、本堂ではす茶のふるまいもいただき、妙なる珍しい花を見て、眼福にあずかることができました。
観蓮の会は、8月11日まで行っておりますので、ぜひお出かけください。
拝観時間や料金など、詳細は下記のホームページをご覧ください。
https://www.hasudera.jp