北陸物語facebook ~話題のトロッコに乗ってきました!~

北陸物語案内人の若井です。

全国有数の銅の産出量を誇ったのが石川県小松市の尾小屋鉱山。1971年に閉山しましたが、旧坑道の一部は、採掘の様子などを再現する尾小屋マインロードとなっています。

かつて、坑道内には採掘された鉱石を運搬するトロッコが走っていました。小松市や尾小屋鉄道の車両の保存活動を行う団体が協力しあい、坑道内に100mほどのレールを敷き、そのトロッコが復活すると聞き、行ってきました。

バッテリーカーが引っ張るトロッコが100mちょっとの距離を往復します。お世辞にも乗り心地がいいとは言えませんが、トロッコから眺める世界は、鉱山の採掘が盛んだった頃を彷彿させる風景そのもの。薄暗い中を進むトロッコにテンションが上がりますが、同時に往時の苦労をうかがい知ることもできます。そして、尾小屋鉱山が歩んできた歴史を詳しく知りたくなりました。

一般人が鉱山の坑道内でトロッコに乗車できるところは、全国でも数えるほどしかないので、今後ますます注目を集めそうな気がします。

このトロッコ運行は、今年は7月30日、8月26日、10月1日にも予定されており、「尾小屋鉱山資料館」に入館し、乗車希望を申し出れば、午前と午後、それぞれ先着80名が乗車できます。

同じ日、すぐ近くにあり、尾小屋鉄道の蒸気機関車やディーゼルカーなどを保存する「ポッポ汽車展示館」でもキハ3(写真)や尾小屋鉱山電車(トロッコ)の体験乗車会を実施します。

さらに同じ日には、尾小屋の町中に残るカラミ煉瓦群(写真)を訪ねる「カラミの街・尾小屋をめぐる」見学会も実施しているので、あわせて参加して、鉱山の町の華やかなりし頃に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

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