北陸物語facebook ~桜餅の境界線は石川あたり?~
北陸物語案内人の若井です。
和菓子屋さんの店先に「桜餅あります」の張り紙を見かける今日このごろ。実は桜餅には大きく分けて2つの種類があるということはご存知の方も多いでしょう。
江戸が発祥のクレープみたいな焼き皮でこし餡を包んだ「長命寺」(写真右)と、大阪が発祥の道明寺粉で作った餅でつぶ餡を包んだ「道明寺」(写真左)。
関東と関西の間に位置する北陸では、石川県と富山県では「長命寺」と「道明寺」を扱う和菓子店の数が伯仲していて、福井県になると「道明寺」が多くなります。
最近では両方を置く店も増えましたね。皆さんはどっちの桜餅がお好きですか?
東西文化の境に位置する北陸地方。桜餅に限らず、食文化に関しては何かと多様性に富んでいます。