北陸物語facebook ~高岡御車山会館は「高岡御車山」のテーマパーク(今年の高岡御車山祭は中止)~

北陸イメージアップ推進会議、倫代です。

「高岡御車山」は毎年5月1日に行われる祭礼で、2016年にユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」に登録されました。

御車山と言われる高さ9mほどの山車が高岡市内を巡行します。加賀藩ゆかりのお祭りで、前田利家が懇意であった豊臣秀吉から、後陽成天皇の行幸で使用した御所車を、拝領したことがルーツであると伝えられています。その後、加賀藩二代目 前田利長が、高岡城を築城する際、城下の町民に御所車を与えたと言われています。御車山を所有する町は「山町」と呼ばれ、5月1日、山町を出発した7基の御車山が勢ぞろいし、城下町の繁栄を祈願します。

山町筋にある高岡御車山会館は、「高岡御車山」のテーマパークです。御車山の歴史や、山車に使われる豪華絢爛な工芸技術、衣装や楽器を紹介する施設です。展示されている御車山は、実際に使われているもので、大きな山車にもかかわらず、定期的に入れ替えが行われています。頂点の飾り ‟鉾留(ほこどめ)”を間近に見ることができ、精巧な造りを下から上までじっくりご覧になれますよ。新しく作られた”平成の御車山”も見どころのひとつです。平成バージョンもほかに負けいない贅沢さです。

エントランスの ”御所参内・ 聚楽第行幸図屏風”のパネルが、皆さんを煌びやかな御車山の世界に誘います。今年の高岡御車山は中止となってしまいましたが、御車山にかける町民の心意気が伝わってきました。

・高岡御車山会館 富山市高岡市守山町47-1 

 https://mikurumayama-kaikan.jp/

小馬出町の山車。5月2日からは木舟町の山車に変わります。
御所参内(ごしょさんだい)・聚楽第行幸図屏風。その先は展示室。
衣装の展示。
お囃子はどこから聞こえてくる?体験コーナー。(現在、感染防止のため中には入れません。)
大人気!お囃子名人!(現在、感染防止のため使用できません。)
平成の御車山。
豪華な装飾。
豪華な装飾。
ミニチュアも面白い。
品揃えの充実したギャラリーショップ。高岡の伝統工芸品を多数扱っている。

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