北陸物語facebook ~北陸ならではのおせち料理~
北陸物語案内人の若井です。
お正月のハレの料理にはその土地ならではの個性たっぷりのものが多く登場します。
北陸にも個性的なものがたくさんありますが、年々それも少なくなってきているような気がしています。
それでも、年末に金沢の近江町市場にあるスーパーを覗いたら、金沢や北陸らしいお惣菜が山積みとなって売られていて、ちょっと安心しました。
では、どんなものがあるのでしょうか?
たとえば昆布巻き。真子(マダラの卵)を昆布で巻き、昆布がトロトロになるまで炊いた太い昆布巻きは北陸らしい一品ではないかと思います。
さらに目を引くのが「えびす」。「べろべろ」とか「はやべし」、「べっこう」とも呼ばれるとき卵の寒天寄せです。見た目の豪華さがハレの料理にぴったり。意外と簡単に作れる、甘じょっぱい家庭料理でもあり、家々によって味や固さもいろいろあるようですが、最近ではスーパーで買うようになったお宅も多いかもしれません。
他にも、かぶら寿しやごりの佃煮、くわいの煮物など、金沢のおせち料理の定番というものがいろいろありますね。
皆さんのお宅ではどのようなおせち料理をお召し上がりになりましたか。
昨年はコロナで大変な一年でしたが、今年は穏やかでいい年にしたいものです。