北陸物語facebook ~今年も冬の使者がやってきました!~
北陸物語案内人の若井です。
里の紅葉も見頃が過ぎて、風に落ち葉が舞い上がる今日この頃。
片山津温泉がある柴山潟近くの田んぼに行ってみたら、たくさん来ていました、冬の使者が!
ユーラシア大陸のツンドラ地帯から渡ってきたコハクチョウです。
秋になると越冬のために日本にやってきて、春になるとまた帰っていきます。全長120センチもある大きな鳥で、これがはるばる飛んでくることには感動さえ覚えます。
さて、白鳥って優雅なイメージがありますが、田んぼで餌をついばんだり、丸くなって羽を休めたりしている様子からはそんな感じはありません。中には泥に顔を突っ込んで真っ黒になっている鳥もいて、思いのほかユーモラスなんです。
地上ではそんな感じですが、飛び立つと一変し、特に編隊で飛行している姿は実に美しく、思わず見とれてしまいます。
白山も日に日に白い部分が増して、純白の山の上を舞うコハクチョウの姿は、実に絵になります。
ちなみに、写真の白山の上を飛んでいる鳥は、よく見たら白鳥ではなく、サギでした(笑)。
北陸にはこのようにコハクチョウやオオハクチョウが飛来する「白鳥飛来地」が何カ所もあります。白鳥はとても警戒心が強い鳥なので、遠くからそっと見守るようにしましょう。