北陸物語facebook ~いよいよ本格的な寒ぶりシーズン突入!~

北陸物語案内人の若井です。

11月21日に「ひみ寒ぶり宣言」が出されました! いよいよ本格的な寒ブリのシーズンとなりました。

この宣言は、漁協や仲買人などで構成する判定員会が本格的なシーズン入りを告げるもの。例年ですとこれから2月上旬まで、宣言期間中に富山湾の定置網で獲れたブリの中でも重さや形など基準値を超えたものには「ひみ寒ぶり」の名前が許されます。

「ひみ寒ぶり」と呼べるのは、あくまでもこの条件をクリアしたブリだけで、1本1本に販売証明書と専用の集荷箱がつき、他のブリとは扱いが違います。

先日、宣言前に氷見漁港で水揚げされたブリを食べましたが、もうこれで十分おいしかったです! なかでもブリの「砂ずり」と呼ばれる部分(いわゆる大トロ)は特に脂がのって最高でした。

ちなみに、宣言前のブリと「ひみ寒ぶり」とはそんなに違うものなのか? 漁業関係者に伺うと、一概には言えないと言いつつも、やっぱり「ひみ寒ぶり」に勝るものはないそうです。

富山湾の沿岸に仕掛けられた定置網で獲られたブリは、巻き網などで獲られたものに比べるといたみが少なく、沖合ですぐに水氷で沖じめにして鮮度が保たれています。最近ではブリしゃぶが人気ですけど、個人的にはお刺身で食べるのが一番。醤油をはじくくらいに脂がのったブリはたまりません。刺し身にならないところを使ったぶり大根もいいですね。

(写真提供:富山のさかなフォトライブラリー)

MENU