清流に咲く可憐な白い花「梅花藻」/福井県越前市
北陸物語案内人の若井です。
福井県越前市の味真野地区にある治左川(ちさがわ)。工場や住宅の間を流れる、どこにでもありそうな用水のような川ですが、のぞき込むとその水の美しさに度肝を抜かれます。

この川は湧き水が集まって流れていて、梅花藻(バイカモ)という清流にしか生息しない水草が繁り、6月下旬から8月いっぱいにかけて、その名前の通り、梅の花を思わす白い小さな花が咲きます。

この川は近所の住人の生活用水でもあり、「ここで毎日洗濯している」という住人によれば、水温は一年中一定していて、夏は冷たく冬は温かいとか。手を入れてみると確かに冷たい!
「今年は雨が少ないせいか、バイカモの花は少ない感じもしますが、今が見頃じゃないでしょうか」と、洗濯の手を休めて教えてくれました。
川面の一面に花が咲き乱れる光景はとても珍しく、見入ってしまいました。

上流側には「ふくいのおいしい水」に認定された「治左川井戸」もあり、清流の中に咲く花を眺めて心を癒され、井戸の水を飲めば体も癒されそうです。
さりげないけど、実はすごい。そんな治佐川に感動させられました。
(写真・文/フォトライター 若井憲)
2026.06.29


