今行ける能登

北陸物語案内人の若井です。

のとじま水族館は、7月20日から営業を一部再開することをお伝えしましたが、能登半島地震から半年が過ぎ、被害が大きかった七尾市、志賀町、穴水町、輪島市、珠洲市でも、少しずつ観光施設が再開し、観光客の受け入れ可能なイベントも多くなってきました。

七尾市以北は、倒壊したままの家屋がそのままのところも多く、迷惑になるから行っちゃいけないと思われたり、「能登にボランティアじゃなくて、観光に行ってもいいのだろうか？」と悩み、能登行きを躊躇されたりする方も多いと聞きます。

ただ、観光客向けに再開している観光施設や飲食店に関しましては、訪れること、利用することが応援や支援になります。

これは、あくまでも個人的な見解ですが、地震の凄まじさや怖さを実感するとともに、能登の現状を知り、能登を身近に感じるために、今行くことは大切なことではないか、そんなふうに思っています。
「行くことで応援したい！」というお気持ちをお持ちの方は、ぜひ、無理のない範囲で、行ってみたいところに行っていただきたいと思います。

能登へ行く場合、宿泊できるところはほとんどありませんので、日帰りで計画しましょう。道路状況はだいぶ改善されていますが、大きな段差もまだありますので、運転には十分ご注意を。

金沢発着の特急バスやのと鉄道の利用もおすすめです。のと鉄道には8月1日からラッピング列車『のと鉄道POKÉMON with YOUトレイン』（ポケモン列車）も登場するので、楽しみです。

なお、石川県の「ほっと石川旅ねっと」では、「【今行ける能登】能登地域の観光地等の営業状況やイベント・祭りの開催情報」を公開しています。

https://www.hot-ishikawa.jp/news/detail_69.html

こちらを参考にして、この夏、能登行きを計画されてみてはいかがでしょうか。

（写真は能登金剛遊覧船、千里浜なぎさドライブウェイ、のとじま水族館＜石川県観光連盟提供＞）