いま福井県で一番注目されている場所といえば?
北陸物語案内人の若井です。
今、福井県で一番注目を集めている市町と言えば?
NHKの大河ドラマのおかげで越前市も人気急上昇中ですが、やっぱり、北陸新幹線の終点・敦賀(つるが)ではないでしょうか?
東京駅などの行き先案内板に「敦賀」という駅名を普通に見るようになりましたが、まだ、「敦賀ってどんなところ?」と思ってらっしゃる方も多いかもしれないですね。
ここでは私がパッと思いつく、敦賀の面白いところ、おすすめしたいところをあげてみます。
・戦前、ヨーロッパへ向かう際、敦賀で列車から船に乗り換えていた。そんな歴史があるから今もハイカラなムードがある。
・夜になると大通り沿いに屋台のラーメン屋さんが出てくる(今はだいぶ数が少なくなってしまいましたが)。
・ソースカツ丼のヨーロッパ軒のもう一つに名物・パリ丼(メンチカツの丼)は実は敦賀が発祥。
・敦賀の人に、敦賀のいいところを聞くと、みなさん、「魚がおいしいところ」と言う。なかには、「敦賀の魚は日本一おいしい」と豪語する人も。そして、敦賀駅には、なんとお刺身を売っている自販機もある!
・敦賀駅は整備新幹線としては日本一高い駅。
・福井市立博物館には、現存する中で日本一古いと言われている国産のエレベーターが保存・展示されている。
・かつてロシア革命から逃れてきたポーランド孤児や、命のビザを持ったユダヤ難民が上陸したのが敦賀港。その様子を今に伝え、命と平和の大切さを伝える博物館「人道の港 敦賀ムゼウム」がある。
・おぼろ昆布の生産量が日本一。おぼろ昆布ととろろ昆布の違いを市民はみんな知っている(たぶん)。
・氣比神宮の大鳥居は、春日大社(奈良県)、厳島神社(広島県)と並ぶ日本三大木造大鳥居の一つ。
・陰陽道の安倍晴明は敦賀で天文学や地文学の研究を重ねたと伝わる。
・戦国時代、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三英傑を敗走させた金ヶ崎は敦賀。
・「北陸のハワイ」とも言われる風光明媚な無人島がある。
・敦賀駅前には、書棚が迷路のようになったかなりユニークでおしゃれな書店がある。
思いつくままに書きましたが、どうです? これで少しでも敦賀に興味を持っていただけたら何よりです。
写真は「人道の港 敦賀ムゼウム」。大正から昭和初期に敦賀港にあった敦賀港駅や税関旅具検査所などの4棟の建物を当時の位置に復元している(写真提供/福井県観光連盟)