おでんが恋しくなる季節の到来
北陸物語案内人の若井です。
朝晩、肌寒く感じるようになってきた今日この頃、食べたくなるものの一つがおでん。
北陸には北陸ならではのご当地おでんがありますが、なかでも知られているのが「金沢おでん」ではないでしょうか。
今では金沢グルメの代表の一つとなりましたが、知名度が上がったのはこのように実はここ最近の話。北陸新幹線金沢駅開業の数年前、NHKの人気情報番組で「金沢は人口あたりのおでん屋の数が日本一多い」と紹介されて話題となり、2015年の北陸新幹線金沢開業を機にその人気は一気に高まりました。

「金沢おでん」という呼び名が広く知られるようになったのも比較的最近のことですが、地元の人たちの間で長い間親しまれ、根づいてきたご当地の味なのです。その特徴の一つが、おでんダネの種類の多さです。
バイ貝、赤巻、車麩、ふかし、海老しんじょう、具だくさんのがんもどき(金沢では「ひろず」と呼ばれます)あたりがその代表でしょう。自家製のつみれや練り物をはじめ、それぞれの店が工夫を凝らした創作ダネも多く、11月6日のズワイガニ漁解禁を過ぎると、人気の「カニ面」も登場しますね。
出汁は関西風、関東風、その中間など、お店によってさまざま。出汁にこだわる店も多く、金沢らしい食材とともに、それぞれの店の個性を楽しめるのも魅力です。
観光客はメディアやSNSによく登場するおでん屋さんに集中しがちで、長い行列ができていることもしばしば。
でも、おでん屋さんの数だけ個性があるのが「金沢おでん」。長い行列を見てあきらめず、ぜひいろいろなお店で味わってみてください。
(写真提供/金沢市)
2026.10.05


