若狭の旅<その5>ドラマの舞台で盛り上がる小浜【福井県小浜市】
今回の若狭の旅、締めくくりは、今ドラマの舞台として注目の小浜です。
4〜6月に放送されていた『サバ缶、宇宙へ行く』というドラマはご覧になりましたか?
高校生が作った鯖の缶詰が、何年もバトンをつなぎながら宇宙食になって宇宙に行くという、実話をもとにしているストーリーは熱いですよね。
「鯖街道を宇宙へつなげる!」というセリフに、北陸好きは思わず目頭が熱くなりました。

ドラマにもよく登場していた2体の人魚像が並ぶ「マーメイドテラス」には平日にもかかわらず観光客がひっきりなしに訪れていました。ドラマの影響でしょうね。


江戸時代に建てられた北前船の商人の別邸を活用した交流施設「GOSHOEN」。ここもドラマにも出ていましたが、庭を眺めながらくつろげるカフェもあったり、運営している会社が若狭塗箸のメーカーということもあっていろいろな箸を販売していたり、小浜の新しい観光スポットとしてすっかり定着した様子。


小浜の名物といえば、やっぱり鯖。浜焼き鯖がデーンと1尾つく定食がある店は定休日だったので、代わりに「焼き鯖寿司」を買って、お店の人のおすすめの小浜公園で海を眺めながらのんびりランチ。「鳥に狙われないように気をつけて」とアドバイスを受け、幸い鳥の来襲は防げましたけど、意外とボリュームがあってお腹がパンパンに。

腹ごなしに古い町並みが続く風情ある三丁町界隈を散策。家々の軒下に吊り下げられた魔除けの「身代わり猿」が目を引きます。

カメラを下げて歩いていると、通りがかった住人が「ご苦労さま」と声をかけてくれる、そんな温かな人情に触れられるのも、小浜の魅力です。

(写真・文/フォトライター 若井憲)
2026.07.22


