冬の雨晴海岸からの絶景/富山県高岡市
北陸物語案内人の若井です。
海越しに3000m級の峰々が屏風のようにそびえ、手前にはシンボリックな女岩が立つ、息を呑む絶景が望めるのが富山県高岡市の雨晴海岸。
先日のNHK「ドキュメント72時間」にも登場していましたがご覧になりましたか?
万葉集を編纂した大伴家持が歌を詠み、松尾芭蕉はその風景を見に行けない残念な気持ちを「奥の細道」の中で句にしています。大伴家持の心を動かした絶景が、1200年以上の時を経て、今も変わらずにあり、たくさんの人の心を動かし続けている、まさしく北陸の宝なのです。
雨晴海岸から立山連峰がきれいに見える日は、年間を通して50〜60日程度とも言われ、単純計算すると6〜7日に1回くらいの確率となり、地元の方でも「きれいに見えたらラッキー」と言うほど、かなり貴重な景色です。
冬は雪や雨の日が多い北陸ですが、晴れれば雪をいただいた峰々がくっきり見える日も多く、感動的な絶景を望むなら今がベストシーズンと言えます。

ちなみに私自身も雨晴海岸には何度も行っていますが、立山連峰が見えたことは少なく、その中でもここに掲載した写真は自分史上で一番きれいに見えた日のもの。2023年1月に撮影しました。右手の山は立山連峰の一角をなす毛勝三山です。
番組でこの風景を見に来ている皆さんの思いの深さを知り、改めて自分も、また訪ねてみたくなりました。
もちろん、さらに美しい立山連峰が見えることも期待しています。
(Photography by Ken Wakai)
2026.02.02


