金沢市・国立工芸館/ 「ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ―」
国立工芸館が金沢で開館を迎えたのは2020年。
移転開館5周年を記念する「ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ―」が、9月9日から開催されています。

ルーシー・リー(1902-1995)は、イギリスの女性陶芸家です。
本展ではルーシー・リーの作品を中心に、約120点が展示されています。





ルーシー・リーの展覧会は日本では10年ぶりのこと。
鮮やかな色合いの作品は女性からの人気が高く、現在の若い世代にもその魅力を伝えようと今回企画されました。
ティーセット、水差し、大皿、花器、壺、お椀、種類豊富に陳列されています。
制作活動の到達点ともいえる後期の作品は、繊細で優美な形状で、スポットライトの陰影もあって、フォルムはより際立って美しく見えます。リーは釉薬の効果を追求したこともあり、鮮やかなピンクやコバルトブルーの色使いがとても印象的でした。
金沢で芸術の秋の旅はいかがでしょうか。
国立工芸館は兼六園から近く、周辺は博物館が密集する芸術・文化エリアです。

・国立工芸館
石川県金沢市出羽町3-2
https://www.momat.go.jp/craft-museum
※ショップでは、この展示会の記念グッズが揃えられています。
2025.09.11