北陸物語facebook ~兼六園に行ったらここもぜひ立ち寄りたい!~

北陸物語案内人の若井です。

兼六園に隣接する金澤神社のそばに、「金城霊澤(きんじょうれいたく)」という泉があります。

その昔、芋掘藤五郎(いもほりとうごろう)という男が、この湧き水でイモを洗ったところ、たくさんの砂金が出てきたという伝説が残っていて、そこから「金洗いの沢」と呼ばれるようになり、「金沢」という地名の由来となったともいわれています。兼六園という名前を使い始めた加賀藩主の前田斉広(なりなが)が、円形の石の井戸胴と覆い屋根を設けて、今の佇まいとなりました。

注目していただきたいのが、覆い屋根の天井に掲げられた見事な龍の絵。しかし、よく見るとその絵には金網が張られています。これは、あまりにも見事な絵なので龍が抜け出してしまわぬようにしているのだとか。

ちなみに今の絵は2代目で、元々は狩野探幽の絵が掲げられていたそうです。ここは、金運のパワースポットや願掛けスポットしても有名です。金城霊澤に行く場合、一旦兼六園から外に出ることになりますが、最寄りとなる随身坂口(ずいしんざかぐち)の料金所でひと声かけて出れば、再入園できます。

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