富山の初夏の夜を彩る夜高祭り

歴史 体験 富山県 呉西

北陸物語案内人の若井です。

富山県西部で、5〜6月に各地で開催される「夜高祭」。

「福野夜高祭」(南砺市)、「津沢夜高あんどん祭」(小矢部市)、「庄川観光祭〔庄川夜高行燈〕」(砺波市)、「となみ夜高まつり」(砺波市)が代表的。

いずれも、暗闇に浮かび上がる、美しい行燈にうっとりさせられますが、一方で福野夜高祭は行燈の壊しあいをしたり、津沢夜高あんどん祭や庄川観光祭、となみ夜高まつりはぶつけ合いをしたりなど、静と動のギャップが激しく、初めて見た人は衝撃を受けるに違いありません。

その一つ、6月7〜8日に行われた「庄川観光祭」に行ってきました。「福野」と「となみ」には行ったことがあるので、3つ目の夜高祭です。1日目には花火も上がりますが、私が行ったのは2日目の最終日でした。

大中小21基もの行燈が並ぶのは壮観で美しく、また小さな子どもたちも祭りに参加しているのが印象的。祭り文化がしっかり次の世代に引き継がれていることが頼もしく、何より微笑ましい!

夜が深まってくると、いよいよ「合わせ」と呼ばれるぶつけ合いが始まります。ここの「合わせ」はあちらこちらで同時に始まるので、目の前でぶつかる瞬間を見られる機会が増えます。「ガッシャン」という、お腹に響く衝突音と、「ヨイヤサー、ヨイヤサー」という掛け声に、見物しているだけでも血が騒ぎます。

ところで夜高祭って、あまり他所にはない、すばらしい祭りだと思いますが、全国的にはあまり知られていないような気がするのは私だけ?

ちなみに、今週末には「となみ夜高まつり」が開催されますので、夜高祭をご覧になったことがない方は、ぜひ!


庄川観光祭
https://www.city.tonami.lg.jp/kanko/event/502p/

となみ夜高まつり
https://www.city.tonami.lg.jp/kanko/event/511p/

2025.06.11
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