今年の黒部峡谷鉄道は?
北陸物語案内人の若井です。

黒部峡谷鉄道(黒部峡谷トロッコ電車)は、昨年の能登半島地震で橋などが被害を受け、今年は宇奈月駅〜猫又駅間の折り返し運転となっております。
鐘釣駅、欅平駅には行けませんが、その代わりに、普段は工事やダムの関係者しか乗降できない猫又駅に降り立つことができます。
さて、この猫又の由来は、猫に追われてきたネズミが、近くにある「ねずみ返しの岩壁」を登れずに引き返し、それを追ってきた猫もまた引き返したからとも(諸説あり)。
猫又駅では期間限定で、猫にちなんだ企画もいろいろ用意されているそうです。実は「猫」が駅名につくのは全国でもここだけで、猫好きにも密かに注目されているとか。
今の時期、沿線は新緑に包まれて、トロッコ電車に乗っているだけで春の森を散策したような爽快な気分になります。
雪溶けで水量が増したエメラルドグリーンの黒部川と新緑のコントラストは見事で、次々に変わる車窓に目が奪われます。
一部区間の往復運転でも、険しい峡谷を走るトロッコ電車ならではの醍醐味が味わえます。ぜひ、今しか降りられない猫又駅に行ってみてはいかがでしょうか?
詳細は下記の黒部峡谷鉄道の公式サイトをご覧ください。
https://www.kurotetu.co.jp
2025.06.05