北陸物語facebook ~立山黒部アルペンルートでライチョウウォッチング!~

北陸物語案内人の若井です。

ライチョウは国の特別天然記念物で、国内には約3,000羽がいて、そのうち200〜300羽が立山地域に生息しているそうです。

4〜6月は繁殖期にあたり、オスは自分の縄張りに他のオスが入り込まないよう、見通しの効く岩の上などに立って、監視しています。
そして、縄張りによそのオスが侵入してくると、そのオスを追い払うですが、「グエッ!」と鳴きながら襲いかかり、空中線を展開することもしばしば。以前、私の眼の前では相手に飛び蹴りを食らわして、谷へ転げ落とした強者もいました。
ライチョウたちは真剣そのものですが、そんなシーンが見られたらラッキーですね。

このオスが監視するシーンが遠くからでも見つけやすいため、今がライチョウ観察にはベストシーズンともいえます。
さらに、人が立ち止まっているところへ行けば、ライチョウがいることが多く、それで見つけることもしばしば。

観光客の多くは、みくりが池を一望できる展望台やみくりが池温泉までで引き返してしまいます。
その付近でもライチョウに出合えることはありますが、出合えなかったら、さらに雷鳥沢やみどりが池周辺まで足を延ばすと、出合える可能性は高くなります。

「ライチョウに合いたい!」と言う方は、室堂での滞在時間を2時間以上とって、ぜひ周辺を探索してみてください。

なお、ターミナルを出るとすぐに残雪がありますので、トレッキングシューズなど、ハイカットで滑りにくい防水の靴が必須です。

7月にはヒナがかえり、夏から秋にかけて、ヒナを連れた愛らしい母子の姿を目にすることができるかも。

立山黒部アルペンルートに行ったらぜひ、ライチョウとの出合いにチャレンジを! とっても可愛いですよ。

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