幕末の緊迫した状況をひっそりと今に伝える文化財 「丸岡藩砲台跡」

自然 歴史 フォトスポット 通年 福井県 嶺北

北陸物語案内人の若井です。

寛永6年(1853)にペリー提督が率いる艦隊が浦賀に来航。その1年前に、幕府の命を受け、丸岡藩が沿岸警備のために築いた「丸岡藩砲台跡」(国指定文化財)が、越前松島の近くに残っています。

訪れてみると、日本海を眺めるのに最高の場所にあり、草に覆われてはいますが、海に向かって5つの砲眼(大砲の射撃口)が開かれていることが見てとれます。

波の音を聞きながらのびやかに広がる青い海と水平線を眺めていると、当時の緊迫した様子は想像できませんでしたが、ただ、こういうのどかな風景がいつまでも楽しめたらいいなと、改めて感じます。

越前松島や東尋坊、あわら温泉の近くにあり、トイレや駐車場も完備されています。静かに海を眺めるのにもとってもいい場所ですので、この方面にお出かけの際は、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

2025.05.18
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