令和6年能登半島地震復興を祈願して「向田の火祭」が開催されます

北陸物語案内人の若井です。

日本三大火祭の一つと言われ、毎年7月最終土曜日に行われる「向田(こうだ)の火祭」。

伊夜比咩神社から、近くの広場に神輿や奉燈(キリコ)を担ぎ出し、高さ約30メートルの巨大な柱松明の周りを7周練り歩きます。その後、住民らが号令とともに手松明を柱松明に投げつけ、やがて火の粉を上げながら柱松明が倒れます。山側に倒れると豊作、海側に倒れると豊漁になると言われています。

地震の影響により、能登半島ではなかなか開催ができない祭りが多い中、向田の火祭は7月27日(土)に開催が決まりました! この祭りは観光客の受け入れもしていて、どなたでも見物に行くことができます。

向田の火祭の公式サイトに次のような一文が書かれています。

──令和六年度能登半島地震の影響により島内も全壊半壊の家屋も多く「こんな時に祭りなど」と言う意見も多くありましたが

「こんな時だからこそ開催すべき」と言う意見も出ました。普段の日常を取り戻し、1日でも早く復旧復興できるように

今年度は能登半島地震からの復興を祈願して、向田の火祭を開催することとなりました。──

(向田の火祭 https://himatsuri.jp より引用)

本来でしたら泊まりがけで見物したいところですが、現在はまだ泊まれるところが少ないので、日帰りがおすすめ。駐車場など、詳しい情報は上記のHPをご覧ください。路面状況がよくないところもありますので、運転には十分ご注意ください。

お出かけの際は、20日に再開するのとじま水族館や10月31日まで延長が決まった「和倉温泉屋台村」などとセットで訪れるのもいいですね。

祭りによって、地域がそして能登が元気になる。そんなふうになっていくことを願っています。

(写真は昨年の様子です)

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