北陸新幹線で行く北陸のお花見【その1福井県編】
北陸物語案内人の若井です。
福井県内の北陸新幹線の各駅から近い、おすすめのお花見スポットを紹介します。敦賀駅まで延伸したばかりで話題の新幹線に乗って、今年はぜひ北陸で桜の花見を楽しんでみませんか。新幹線を利用すれば、ハシゴ花見も楽々できます。
いずれも例年の見頃は4月上旬です。
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【芦原温泉駅】
・あらた坂(あわら市)
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アニメ『ちはやふる』に登場する桜並木のモデルといわれる並木道があります。名前はアニメの登場人物の名前にちなんでいます。桜に囲まれた大きな広場もあり、駅から歩いて10分ちょっとと近いです。
・霞ヶ城公園(坂井市)
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小高い丘に建つ丸岡城は別名・霞ヶ城と呼ばれ、天守(国指定重要文化財)は、江戸時代以前に建てられた日本に12しか残っていない「現存天守」の1つ。この丘一帯は、霞ヶ城公園と呼ばれ、約400本のソメイヨシノが植えられています。駅かららバスに乗り換えて20分ほどと、ちょっと遠いですが、日本さくら名所100選にも選定されている名所なので、ここもぜひ!
【福井駅】
・福井城址
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福井城は家康の次男・結城秀康が入城するために築かれた城で、その本丸と二の丸を設計したのは徳川家康との説があります。緑がかった笏谷石の石垣に淡いピンクの桜が映えます。福井駅から徒歩5分なので、列車の待ち時間とかに寄ってみるのもいいですね。
・足羽川桜並木
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足羽川の堤防の上、全長約2.2km、600本の桜が続く桜並木は、幹回りの大きなソメイヨシノが多いため、「スケール感で日本一」とも。近くの足羽山公園とあわせ、日本さくら名所100選に選ばれています。駅から歩いて10分。新幹線の車窓からも見えますよ。
【越前たけふ駅】
・味真野小学校の校庭の桜
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校庭のど真ん中に、推定樹齢150年以上という大きなエドヒガンが1本植わっていて、圧巻。授業が行われている時間は入れませんが、夜はライトアップもしているそうです。駅から車で9分。事前予約の越前市デマンド交通でも行けます。また駅前のレンタカー店舗にはレンタサイクルもあり、「花筐公園」や「万葉の里 味真野苑」などと合わせ、お花見サイクリングも。
【敦賀駅】
・金崎宮
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境内に約400本のソメイヨシノがあり、桜の咲く時期には、願いを込めた桜の小枝を交換する神事「花換まつり」が行われます。もともと金崎宮へ桜見物に訪れた人々が「花換えましょう」と声をかけあい、桜の小枝を交換することで思いを伝えたのが始まりといわれるロマンチックなお祭りです。駅からバスと徒歩で14分。シェアサイクルで街なかを観光しながら行くのもおすすめ。
次回は石川県内の加賀温泉駅、小松駅、金沢駅から近いお花見スポットを紹介します。お楽しみに!