すっかり春めいた兼六園
北陸物語案内人の若井です。
なごり雪がうっすらと積もった朝、金沢の兼六園へ行ってきました。
ちょうど唐崎松の雪吊りを外す作業をしていました。金沢の冬の風物といえば、この松の雪吊りが有名。シンボル的な存在だけに、雪吊りが外されると、本格的な春の到来を実感します。
兼六園の雪吊りは毎年、11月1日にこの松からスタートして、園内の約800カ所に1カ月半もかけて施します。一方、取り外しは3月半ばから始まり、こちらはわずか1週間ほどで完了するのだとか。
ちなみに雪吊りに使用された藁縄は、外された後は細かく裁断されて、堆肥として再利用されているのだとか。SDGsですね。
また、1月に訪れた時は、補修で外されていた花見橋はピッカピカになって架け直されています。そして、目の前にある桜の蕾はかなり大きくなっていて、このきれいな橋と桜のコラボレーションが楽しみです。梅林では紅白の梅の花が咲き乱れ、まさしく春爛漫です。もう少しがんばって咲いていてくれたら、桜との競演も楽しめそうですね。