「ひみ寒ぶり宣言」が出されました!

北陸物語案内人の若井です。

なかなか出ずヤキモキしましたが、12月23日にようやく「ひみ寒ぶり」宣言が出されました。昨年は11月26日でしたので、1カ月近く遅れての宣言。取り組みを開始した2011年以来、宣言なしの年(2015年)を除き、3番目に遅い宣言です。

「ひみ寒ぶり」とは、漁協や仲買人などで構成する判定員会が本格的なシーズン入りを告げるもの。宣言期間中(例年なら2月上旬まで)に氷見漁港で水揚げされたブリの中でも重さ6キロ以上で形の良いものには「ひみ寒ぶり」の名前が許されます。

富山湾沿岸の定置網で獲れたブリは、巻き網などで獲れたものに比べるといたみが少なく、沖合ですぐに水氷で沖じめにして鮮度が保たれていることなどがおいしさの秘訣。

氷見の定置網は、網に入った魚の3割程度しか捕獲できず、網に貝や海藻が付着することで魚礁の役割を果たすなど、漁業資源の保護にも寄与していて、「日本農業遺産」に認定されています。

今が旬の寒ぶりを食べに、ぜひ氷見にいらしてください。

2月29日まで、協賛する宿や飲食店で氷見ならではのブリ料理が食べられる「ひみぶりフェア」も開催しています。https://www.kitokitohimi.com/site/taiken/himiburifair2023.html

(写真提供/とやま観光推進機構)

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