北陸物語facebook ~一目千本桜とも呼ばれる弁天桜~
北陸物語案内人の若井です。
少しでもお花見気分を味わっていただければという連載、今回は福井県勝山市の「弁天桜」を紹介します。
九頭竜川の堤防上に、約1.5km、450本のソメイヨシノが続く弁天桜は絶景。九頭竜川いっぱいに架けられた鯉のぼりと、残雪をいただく越前甲との対比もすてきでした。
この桜並木は、「桜の名所にしよう」と、昭和初期に地域の世話役をしていた人が、私財を投じて桜の苗木を購入したり、自分の畑で苗木を育てたりして、現在のベースを作ったそうです。その心意気が現代にしっかり引き継がれて、勝山は町中に桜の花があふれています。
例年では、福井市の足羽川桜並木より数日遅れて見頃を迎える弁天桜ですが、今年はほぼ同時に見頃を迎えていました。例年の見頃は4月中旬ですので、今年はほんと早かったです。
(写真は2023年3月30日に筆者が撮影しました)