北陸物語facebook ~卯辰山から眺める兼六園~

北陸物語案内人の若井です。

兼六園の眺望台や栄螺山(さざえやま)からよく見える、対岸の山は卯辰山(うたつやま)といいます。この山が借景となり、庭園の眺めに奥行きを作っています。

ところで、この山から逆に兼六園を眺めたら、どんなふうに見えるのでしょうか?

卯辰山の「見晴らし台」という展望台から、撮影した写真をご覧に入れたいと思います。

ついでに、言葉では説明しにくいので、写真にポイントを書き込んでみました。

字が汚いのがご容赦を(笑)。

唐崎松の雪吊りはすでに撤去されて芯棒だけが残っています。隣の玩月松(がんげつのまつ)の雪吊りだけがかろうじて残っていました。その下にはよく見ると、月見灯籠も見えますね。

手前のピンク色の花は早咲きの椿寒桜でしょうか。玩月松の雪吊りの奥には栄螺山も見えています。

奥の市街地へ目を移すと、ウネウネと延びるのが北陸新幹線の高架橋が見えます。今は白山市にある白山総合車両所への回送列車が走るのみですが、来春、北陸新幹線敦賀駅延伸となれば、ここが新幹線の本線に。そしてその奥にぼんやりと見えているのが日本海。こうやって見ると、海が近いなと実感しますね。ちなみに、卯辰山は兼六園だけでなく金沢城も見下ろせるため、江戸時代は登山が禁じられていました。

見晴らし台へは、車で行くのが便利ですが、ひがし茶屋街から歩いて30分ほどでも登れます。

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