北陸物語facebook ~雨晴海岸といえば(富山県高岡市)~
北陸物語案内人の若井です。
富山県高岡市の雨晴海岸に行ってきました。
海面から突き出すシンボリックな女岩の背景には、3000m級の立山連峰が屏風のようにそびえていました。
万葉集を編纂した歌人、大友家持が「渋谿の 崎の荒磯に 寄する波」と詠い、おくのほそ道の松尾芭蕉が「わせの香や分入右は有磯海」と詠んだのが、ここ雨晴海岸。この風景は「おくのほそ道の風景地」として国の名勝にも指定されています。
それにしても1,200年以上前の奈良時代に家持の心を動かした「絶景」が今でもほとんど変わらずに眺めることができるのは驚きです。
ちなみに、雨晴という名前は、義経と弁慶が陸奥へ向かう途中、ここで雨宿りをしたという伝説があり、そこから付きました。