北陸物語facebook ~金沢の正月料理に登場する「べろべろ」って何?~
北陸物語案内人の若井です。
お正月やお祭りなど、石川県のハレの日に登場する料理に「べろべろ」と呼ばれるものがあります。たっぷりと砂糖が入った溶き卵の寒天寄せで、砂糖や卵が貴重だった頃には大変なご馳走だったはず。その甘さから、「べろべろはおかずなのか? お菓子なのか?」という議論もしばしば起こるとか。
つるっとした見かけから「べろべろ」と呼ばれていますが、「はやべし」や「えびす」、富山県では「べっこう」とも呼ばれています。
家庭で手軽に作れるもので、作り方は地域や家庭で少しずつ違います。また、お正月前には、スーパーのお惣菜コーナーなどでも販売されます。昨今の「べろべろ」は甘さ控えめのものが多いようです。