北陸物語facebook ~北陸は農作物もおいしい!~
北陸物語案内人の若井です。
北陸のおいしいものと言うと、魚介類が注目されがち。魚種も豊富で、漁場と港が近いから鮮度抜群の魚が食べられます。扱い慣れた漁師や仲買人、料理人も多いので、魚がおいしいのは当然といえば当然ですね。
ところが、北陸に旅行でいらした方から、野菜やお米など、「農産物もおいしい!」と、驚きの声をよく聞きます。
コシヒカリ誕生の地・福井県をはじめ、北陸は米どころとしてよく知られ、最近は新たなブランド米も続々と登場しています。野菜は、地域で採れたものを地域で消費する、いわゆる「地産地消」に積極的に取り組んでいるところが多く、さらに、加賀野菜など伝統野菜を大切に守りつないでいることが特徴。伝統野菜は同じ大根やネギでも、大量消費に適した栽培しやすい品種(F1といいます)にはない、個性的な食感や濃厚な味があるものが多いです。この野菜がないとその土地の郷土料理が作れなくなってしまう、そんな地域の食文化と密接な関係もあり、守り継がれているものも少なくありません。
また、福井県の在来種のそばのように、生産性が悪くても、おいしいからあえて作るという、食にかけるそんなひたむきな思いを持つ生産者も多いと思います。
あくまでもこれは一例かと思いますが、農産物がおいしいことは、旅行者に限らず、地元の人たちも感じています。
旅行でいらした方が食事をする機会が多い、旅館やレストランでは、このような地物の農産物にこだわっている店も多いので、より一層「北陸の野菜や米はおいしい」と感じていただけるかもしれません。
米やそばはもちろん、今が旬の野菜も多いので、北陸にいらしたら、魚介だけでなく、農産物のおいしさにも注目してくださいね。
(写真は今が旬の富山・五箇山の赤かぶら、福井の越前おろしそば、石川・加賀野菜のさつまいも)