北陸物語facebook ~今年は鉄道開業150周年~

北陸物語案内人の若井です。

10月14日は鉄道の日。

これは1872(明治5)年10月14日に新橋〜横浜間に日本で最初の鉄道が開通したことを記念した日。さらに今年は鉄道開業から150年にあたる節目の年であり、各地でさまざまなイベントも企画されています。

さて、ここ北陸では、新橋〜横浜間に鉄道が走り始めたわずか10年後の1882(明治15)年に、柳ヶ瀬トンネルを除く長浜〜敦賀間に鉄道が開通しました。そして1896(明治29)年には、敦賀〜福井間が、そして徐々に路線を伸ばし、米原〜直江津間の北陸本線が全通したのは1913(大正2)年のことです。

一方、1902(明治35)年には、敦賀港からウラジオストクへの航路が開設され、1912年から、新橋駅〜金ヶ崎駅(後の敦賀港駅)まで欧亜国際連絡列車の運行が始まりました。ウラジオストクからはシベリア鉄道を経由して、ヨーロッパへとつながり、敦賀はヨーロッパへの玄関口として賑わいました。そのため、今も敦賀の街はそこかしこに異国情緒が漂っています。

2024年春には北陸新幹線がそんな敦賀まで延伸され、北陸の、そして日本の鉄道の、新たな1ページが加わります。

(写真は北陸本線を走る特急「しらさぎ」・敦賀の赤レンガ倉庫の展示されている気動車/共に筆者撮影)

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