北陸物語facebook ~石川県中能登町の鎌打ち神事~
石川県中能登町。毎年夏の終わり、興味深い神事が行われています。
藤井地区と金丸地区の神様は椨(タブ)の木です。タブは大きく育つ広葉樹で、ちょうど今ごろ丸い黒い実をつけます。
この地域で執り行われてきた鎌打ち神事は、草刈りで使わる「鎌」を、タブの幹に打ち付けます。諏訪神社にゆかりのある儀式で、その昔、神様が「鎌」で草木をはらい、害虫や害鳥(大蛇とも)を退治したことから、神事に鎌が使われるようになったそう。
写真は、鎌が打ち付けられた跡です。
なんだか痛々しそうですが、五穀豊穣や無病息災など、地域の人の願いと共に収められています。
・中能登町 鎌打ち神事について
https://www.town.nakanoto.ishikawa.jp/…/kikaku/6/6142.html
2022.09.02