北陸物語facebook ~のびやかな丘陵地帯に残る戦争遺跡~

北陸物語案内人の若井です。

日清戦争後の明治31年(1898)、金沢に砲兵装備を有する陸軍省第九師団が設置された際、富山県南砺市立野原の一帯約450haが買収され「立野原陸軍演習場」となりました。

当時、4キロ余り離れた場所から、実弾射撃訓練の砲弾が発射され、着弾地となった場所には、砲弾の的中率や性能効果を監察するための「監的壕(かんてきごう)」がいくつか作られ、そのうちの2基が現在も残っています。

写真はそのひとつ、「目玉監的壕」です(もう一つは、城端の桜ヶ池公園近くにある丸山監的壕です)。2基の監的壕は、「立野原監的壕」の名称で南砺市指定文化財に指定されています。

見渡す限りどこまでも畑が続く、見晴らしのいい丘の上にポツンと建つ立野原監的壕が、

かつてこの地が軍事演習場だった歴史を如実に物語っています。

分かりにくい場所にありますが、グーグルで「目玉監的壕」と検索すれば地図が表示されます。広島と長崎の原爆投下の日、そして終戦記念日と、平和のことを考える機会が多い8月。ぜひ、この丘に立ち、しみじみと平和のありがたさを感じてみてください。