北陸物語facebook ~井波別院瑞泉寺では藤の花が見頃でした~

北陸物語案内人の若井です。

ゴールデンウィークは、久しぶりに北陸各地の観光地も賑わったみたいですね。

富山県南砺市の井波別院瑞泉寺では、境内の藤の花が見ごろとなり、参拝者の目を楽しませていました。

瑞泉寺といえば、堂宇に施された見事な彫刻で知られます。江戸時代、焼失した寺の再建にやってきた京都本願寺御用彫刻師が、地元の大工に彫刻の技を広めたことが井波彫刻の始まりです。井波の人たちにとって、このお寺は心のよりどころであるとともに、彫刻のお手本でもあります。彫刻師たちは今でも、創作に行き詰まるとこの寺にやってきて、ヒントを模索しているそうです。

木造建築としては北陸最大級の本堂、伽藍彫刻の粋が集まった太子堂をはじめ、その迫力に圧倒されます。参道の八日町通りには、彫刻師の工房が建ち並び、風情があります。そして、店々をつぶさに見て歩くと、いろいろなところに猫の彫刻を発見します。愛嬌たっぷりな猫たちは、井波の彫刻師たちが手がけた物だそうで、これを探し歩くのも楽しいです。

MENU