北陸物語facebook ~シリーズ「2022年北陸のお花見!」 第5回~

北陸物語案内人の若井です。

今年こそ、お花見に行きたい!と思っている皆さんへ、北陸物語案内人のストックから印象深くて個性豊かな北陸の桜を、9回に分けて紹介しています。

第5回は、石川県(その2)ということで、ピクニック気分で訪れたい「奥卯辰山健民公園」、「犀川」(以上、金沢市)、「林業試験場樹木公園」(白山市)を紹介します。

広大な芝生広場があってのんびりお花見が楽しめるのが奥卯辰山健民公園。伸びやかな丘に並ぶ桜並木は、とっても絵になります。こちらも、特にファミリーに人気の市民の憩いの場です。

その2で紹介しました浅野川と対をなすのが、男川の別名がある犀川。犀川大橋から上流の桜橋にかけては金沢出身の文豪・室生犀星が愛した散歩道で「犀星のみち」と呼ばれており、または両岸に見事な桜並木が続いています。桜橋のすぐ近くにある桜坂の途中からは、犀川河畔の桜並木を見下ろすことができます。浅野川とは対照的に、犀川の方は近所の人たちが桜を眺めながらジョギングや散歩するなど、市民の憩いの場という色合いが濃い気がします。奥卯辰山県民公園も犀川も桜の見頃は例年4月上旬です。

白山市にある林業試験場樹木公園は、石川県民にはよく知られた県内屈指のお花見スポット。ここは北陸でおそらく一番たくさんの種類の桜が見られる公園で、その種類は150とも言われます。お花見ができる期間も非常に長く、3月中旬には早咲きのキンキマメザクラなどが咲き始め、4月に入るとソメイヨシノとヤマザクラが咲き乱れ、4月下旬にはピンポン球のような花のケンロクエンキクザクラや薄緑の花が咲くギョイコウなど、珍しい桜にも会えます。今回紹介しました3つのエリアは、いずれもお弁当を広げたくなるような緑の広場がありますので、お気に入りの料理をテイクアウトして持っていくのがおすすめです。

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