北陸物語facebook ~今日は何の日、〇〇の日【2月2日編】~

北陸物語案内人の若井です。

今日2月2日は、「お麩の日」です。
協同組合全国製麩工業会が制定したもので、由来は察しの通り、語呂合わせから。
お麩は精進料理として寺院で食されていたものが、江戸時代に広まりました。

味噌汁やお吸い物、すき焼きなど、お麩は料理の名脇役として欠かせない存在ですが、石川県では脇役と呼ぶには存在感がありすぎるお麩の料理がたくさんあります。

出汁がしみ込んだ金沢おでんの「車麩」、お吸い物を華やかに彩る「飾り麩」、加賀料理の治部煮で鴨肉と並んで存在感がある「すだれ麩」、生麩の皮でこし餡を包んだ「麩まんじゅう」などなど。いずれもお麩がないと成り立たないものばかり。

超簡単な石川の郷土料理に「車麩の卵とじ」というのもありますね。
石川の食文化に欠かせないお麩。その存在を改めて噛み締めていただければ嬉しいです。

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