北陸物語facebook ~そばの花が咲く北陸の里山~
北陸物語案内人の若井です。
9月中旬から下旬にかけて、北陸各地の里山では一面に白い花が広がっている畑を目にします。これ、なんの花かもうご存知ですよね? そばの花ですね。
そばには収穫時期により、「夏そば」と「秋そば」があり、特に秋そばは「新そば」とも呼ばれて、楽しみにされている方も多いのでは。
この時期に花が咲いているのは秋そばで、10〜11月頃に収穫され、それから実の乾燥を経て、お店で新そばが食べられるようになるのは11〜12月とまだ、ちょっと先。
でも、可憐なそばの花を眺めていると、新そばのおいしさを思い出し、お腹が減ってきます。
ちなみに、そばの花には株によって雌しべの長い「長柱花」と雌しべの短い「短柱花」の2種類があり、同じ種類同士では受粉できません。受粉するためには風や虫だよりとなり、虫が少ない年や雨が多かった年は収穫が減ってしまうんだとか。このまま順調に育って欲しいものです。写真の石川県白山市鳥越地区をはじめ、北陸三県ではそばの栽培が盛んで、山間部や平野部でもこのようなそば畑を目にすることができます。