北陸物語facebook ~北陸の鉄道図鑑 えちぜん鉄道~

北陸物語案内人の若井です。

北陸旅行で多くの皆さんが利用される鉄道を順番に紹介していくシリーズの第2回はえちぜん鉄道です。

2003年2月1日に京福電気鉄道から譲り受けて開業した第三セクター方式の鉄道で、福井駅から勝山駅を結ぶ勝山永平寺線と、福井口駅から三国港駅までを結ぶ三国芦原線があります。

昼間の列車には乗車券の販売・回収や観光案内など乗客をサポートするアテンダントが乗車(乗車しない場合もある)、冬期を除く土・日曜・祝日の日中には自転車の持ち込みができるサイクルトレインの運行など、きめこまやかなサービスが評判。2018年からは福井鉄道福武線との相互直通運転も行われています。

沿線には東尋坊や三国、芦原温泉、永平寺、福井県立恐竜博物館など、福井県を代表する観光スポットがあり、観光の足としても便利。土・日曜・祝日などに福井駅から勝山駅まで下り1本のみ「きょうりゅう電車」(予約制)も運行しています。

歴史のある鉄道だけに、三国港駅近くの眼鏡橋や勝山駅本屋、永平寺口駅本屋など国登録有形文化財の建造物も多くあります。土・日曜・祝日は一日フリーきっぷがあるので、これを使ってじっくり訪ね歩くのも楽しいと思います。

1972年公開の『男はつらいよ』(第9作)や、最近では2018年公開の『えちてつ物語〜わたし、故郷に帰ってきました。』といった映画作品にも登場しています。

【えちぜん鉄道】 路線距離:53km 駅数:45 軌間:1067mm 電化:直流600V(写真提供/福井県観光連盟)

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