北陸物語facebook ~福井県大野市がインスタ映えスポットに本気!~
福井県大野市。周囲を山に囲まれた城下町は、清冽な湧水に恵まれ、水の郷として知られています。
古い町並みが続く、静かなこの町が今、熱い視線を集めているのはご存知でしょうか?
大野市では歴史ある町のイメージを損なうことなく、写真映えするスポットを続々と誕生させ、インスタなどのSNSで大きな話題になっています。
例えば、大野市のシンボル「御清水(おしょうず)」には色とりどりの提灯を飾って、夜はライトアップを行ったり、武家屋敷旧内山家には葦を素材にした見るからに涼しげな「夏障子」を登場させたり、越前大野城を見上げる特産品販売所「平成大野屋結楽座」の回廊などにはたくさんの手ぬぐいが下げられたりと、思わず写真を撮りたくなるスポットがたくさんあります。
その中でも注目されているのが、武家屋敷旧田村家の風車棚でしょう。ここにはアプローチから屋敷内まで、合計で約2000個という風車が設置されていて、風を受けてカタカタと回る風車は実に絵になります。
訪れた日は猛暑日で、しかも風はほとんどなく、それでもじっと風を意識しながら待ちました。火照った体に心地よいそよ風を感じると、やがてゆっくりと風車が回り始めます。普段、これほど風を意識して、風が吹くことに喜びを感じることはありませんので、とても新鮮な体験でした。
いずれも夏仕様の映えスポットではありますが、10月や11月まで行っているものもあります。年々バージョンアップしていく、大野の映えスポットからは目が離せません。