北陸物語facebook ~今日は何の日、〇〇の日【8月4日編】~

北陸物語案内人の若井です。

さて、今日8月4日と言ったら?・・・、8と4でハシ、つまり「橋の日」です。
でも、実は「箸の日」でもあります(ともに日本記念日協会認定記念日)。
橋の話もいろいろしたいんですが、今回は箸の方で攻めますね。

北陸で箸と聞いて、若狭塗箸を思い浮かべた方はかなりの北陸ツウとお見受けします。
塗箸だったら輪島や山中、越前をはじめ、全国各地の漆器産地でも作られていますが、若狭塗箸の凄さは、なんと言ってもそのシェアで、日本全国の8割以上を福井県小浜市産の若狭塗箸が占めています。
ほとんどの方が使ったことがあるか、少なくとも見たことはあると言えそうです。

若狭塗箸の特徴は、貝殻や卵の殻、松葉を色とりどりの漆で何重にも塗り重ね、それを研ぎ出して独特な模様をつけることです。
もしかして今使っている箸がこれだったりしませんか?

小浜市にある箸のふるさと館WAKASAでは、塗箸の研ぎ出し体験もできます。

箸のふるさと館WAKASA
https://wakasa-hashi.com

ちなみに、北陸の箸でもう一つ。
金沢市には国産間伐材を使った割り箸のニッチトップメーカーがあり、その国内シェアは約40%も。

間伐材はご存知の通り、木を大きく育てていく上で伐採されていくもので、これを有効利用する方法を模索しているところも多いもの。割り箸=森林破壊というイメージが持たれたこともありますが、森を元気にしていくために割り箸が一役買っているなんて、ちょっと素敵な話。
北陸の箸事情、なかなか奥深いですよね。

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