北陸物語facebook ~さばの丸焼きを食べて、夏を乗り切る~
北陸イメージアップ推進会議、倫代です。
早いもので、2021年の半分が過ぎようとしています。
コロナに翻弄される日々が早く終わってほしいです。
6月30日は厄払いの日。
厳しい夏を元気に乗り越えられるよう、各地の神社では茅の輪くぐりでおなじみの「夏越の祓(なごしのはらえ)」が行われます。
皆さんは、福井ならではの厄払いの風習「半夏生のさば」はご存じですか?
福井県大野市周辺では、夏至から数えて11日目の日(半夏生/はんげしょう)に、大きなさばの丸焼きを食べてきました。
半夏生は農家にとって区切りの日で、この時期までに田植えを終わらせます。大野の殿様が田植えを終えた農民を労い、夏を元気に過ごしてもらうよう、配ったことが始まりと言われています。立派な青魚は、山間部の人にとって特別な滋養だったんでしょうね。
今では福井県全域の夏の風物詩としてお目見えします。
今年の半夏生は7月2日。さばを丸ごと太い竹串に挿して豪快に焼き上げます。
ジューシーで香ばしくて、美味しく元気にいただきます。
(写真提供:公益社団法人福井県観光連盟)