北陸物語facebook ~今日は何の日、〇〇の日【6月18日編】~
北陸物語案内人の若井です。
さて、今日6月18日は「国連デー・持続可能な食文化の日」です。
持続可能な発展をするために食文化がいかに重要かということを認識する日で、農業や漁業など安定した食料供給や、食の安全、さらには生物多様性など、食にまつわるさまざまなことを、食文化から見つめ直してみてはいかがでしょうか。
ちなみに、食文化といえば北陸には独特なものが引き継がれてきています。魚介を漬ける独特な発酵食、昆布をたくさん使う料理をはじめ、油揚げや固豆腐など信仰と密接に関係がある食など、挙げ出したら枚挙にいとまがありません。加賀野菜など古くから栽培されてきた伝統野菜も豊富で、それらがまたその地域の郷土料理と密接に関わっていたりもします。何より、伝統野菜は、他地域では見かけない形や味わいのもの多く、野菜本来の濃厚な味が楽しめるものもあって、注目されていますね。
ところが6月18日は、実は「おにぎりの日」でもあります。なんで今日がおにぎりの日かというと、石川県鹿西町(ろくせいまち:現在は中能登町)にある弥生時代の遺跡「杉谷チヤノバタケ遺跡」から日本最古のおにぎりの化石が発見されたことを記念して、鹿西町の6(ろく)と毎月18日の「米食の日」とを合わせて2002年に制定されたそうです。
日本の伝統的な食文化でもある「おにぎり」。日本最古のものが北陸から発見されたことはちょっと自慢。それにしても「食文化の日」と「おにぎりの日」が同じなんて、なんか運命を感じませんか。
いっそ、6月18日は、北陸ならではの具材と北陸産米で、「北陸ならではのおにぎりを食べる日」としてはいかがでしょう?
おにぎりの具材は、へしこやフグの子糠漬け、イカの黒作りなどいろいろ。お米は福井のいちほまれや石川のひゃくまん穀、富山の富富富、福井県生まれのコシヒカリも忘れてはいけません。もちろん、おにぎりを包むのは海苔だけでなく、とろろ昆布とおぼろ昆布、能登の岩海苔もいいですね〜〜。
あ〜、すいません、勝手に妄想を膨らませてしまいました。でも、よろしければ「北陸ならではのおにぎりを食べる日」、ぜひ実践してみてください!
(写真提供/福井県観光連盟)