北陸物語facebook ~立春の日に、春を探しに兼六園へ~

北陸物語案内人の若井です。

2月3日の立春に、春の気配を求めて兼六園に行ってきました。

梅はほころび始めていましたが、見ごろはまだまだといった感じ。この時期、楽しみにしている蝋梅もまだ蕾でした。そんな中で、満開なのがマンサク。春にまず咲くから、マンサクという名がついたそうで、春告花の代表でもあります。地味な花ですが、色味の少ないこの時期は目を引きます。

マンサク

写真の梅は冬至梅という早咲きの梅で、この木だけはたくさん花をつけていました。「早く花見がしたい!」という気になります。

冬至梅

花見といえば桜。園内では桜も咲いています。といっても狂い咲きとかではなく、冬にも咲く品種で、「冬桜」と「十月桜」が、それぞれ申し訳程度ですが、花をつけています。

冬桜
十月桜

11都府県に緊急事態宣言が出ているため、園内には観光客がほとんどいませんでした。

聞こえてくるのは、地元の高校生と思しき3人が雪と戯れてはしゃいでいる声と、あとは鳥の鳴き声くらい。彼女たちは卒業旅行に行けず、兼六園で束の間の旅行気分に浸っていたのかもしれませんね。

昨年の休園直後もそうでしたが、観光客が少なくなると、ここは野鳥の楽園となります。しかも、普段だったら人が近づくとすぐに逃げてしまう野鳥たちも、なかなか逃げません。まるで、兼六園の主人は自分たちだと主張しているみたいです。

ヒヨドリ。結構近づいても逃げない

一方で霞ヶ池の親不知で観光客に愛想を振りまいている鯉たちは、どこか所在なさげでした。

暇そうな鯉たち

雪が溶けて深みが増す苔の緑や、これから見頃を迎える花々など、やはりたくさんの人に見てもらいたいですね。そんな日が早くくることを願いつつ、兼六園を後にしました。

いつもは写真撮影の順番待ちの行列ができるここもガラガラ

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