北陸物語facebook ~北陸の温泉⑤ あわら温泉~

北陸物語案内人の若井です。

朝晩が寒く感じられるようになってきた今日このごろ、ますます恋しくなるのが温泉。
北陸の温泉を紹介するシリーズ。今回は福井県のあわら温泉です。

湯けむり横丁

そういえば、以前は芦原温泉って漢字で表記していましたけど、最近はひらがなのあわら温泉って表記が目立つようになってきましたね。どうやら、芦原町と金津町が合併してあわら市が誕生してから、ひらがな表記が増えたみたいです。

先の山代温泉の紹介でも触れましたが、この温泉が発見されたのは明治に入ってから。農業用水用の井戸を掘ったら、生温かい塩味の温泉が湧き出て来たそうです。もっと早く見つかっていたら、坂井市の称念寺の門前に10年ほど暮らしていた明智光秀も、湯治は山代温泉ではなく、きっと芦原温泉に来ていたことでしょう。

5種類の足湯がある芦湯

この温泉は、北陸では新しい温泉に分類されがちですが、開湯からもうすぐ140年という、それなりの歴史があります。
お湯が湧いた頃は何もなかったところですが、今は温泉街もでき、芦湯と名付けられた足湯をつくったり、湯けむり横丁と呼ばれる屋台村もあったりと、湯けむり情緒が楽しめます。三国港や東尋坊、丸岡城、永平寺といった福井県嶺北を代表する観光地も近く、福井探訪のベースにうってつけ。これからの時期は越前がにも味わえます。

MENU