高岡市金屋町
千本格子の家々が並ぶ町並み
慶長14(1609)年に高岡城へ入城した加賀藩2代藩主前田利長は、繁栄策として領内の砺波郡西部金屋から7人の鋳物師を呼び寄せ、幅50間・長さ100間の土地を与えて鋳物場を開設させました。
諸税や労役を免除するなど手厚く保護したことによってこの地に鋳物産業が根づき、今日に続く高岡鋳物の発祥地となっています。
フォトジェニックな
町並みを歩こう!
金屋町では今も細やかな千本格子(さまのこ)造りの家々が軒を連ね、石畳の道と調和した美しいたたずまいが魅力です。
平成24 (2012) 年には鋳物師町として全国で初めて伝統的建造物群保存地区の選定を受け、江戸時代の風情を残す町並みは多くの人に愛されてきました。
石畳にはハートや星型の銅片がところどころ散りばめられていて、探しながら歩くのも楽しみ方のひとつです。
- 富山県高岡市金屋町MAP
- 新高岡駅から車で15分
- 0766-20-1301 (高岡市商業観光課)
- https://www.takaoka.or.jp/viewpoint/archives/863
高岡400年の伝統を紡ぐショップ。
伝統文化を
現代のスタイルで!
万延元(1860)年創業、初代大寺幸八郎氏がこの町で鋳物工場を立ち上げたのが始まり。
現在は6代目大寺康太さんが伝統の紡ぎ手としての役割を担い、伝統工芸とデザインを掛け合わせたオリジナル性の高いプロダクトを生み出しています。
町家の奥に入ると日本庭園があり、家の中から四季の移ろいを楽しめる空間が広がっていて、ゆったりと作品やお茶を楽しむことができます。
- 大寺幸八郎商店
- 富山県高岡市金屋町6-9MAP
- 新高岡駅から車で15分
- 0766-25-1911
- 10:00~17:00
火曜日(祝日の場合は営業) - https://ootera.com/
南砺市城端
ノスタルジックな小路や坂が残る町
室町時代に建立された古刹・善徳寺の門前町として栄えた城端。
東西約 8キロメートル、南北約13キロメートルのエリアに古い蔵や格子戸の町家、石畳の通りが残るノスタルジックな町並みは「越中の小京都」とも呼ばれています。
各所が小路で結ばれ、裏通りには往時の面影が色濃く残されています。
情緒ある小路を
散歩しよう!
「坂の町」としても知られる城端は、車が通らない坂や小路が多いのも魅力です。
情緒ある町並みを徒歩で巡るのがおすすめ。慌ただしい日常から離れ、レトロな風景の中をゆっくりと歩いてみてはいかがですか。
- 富山県南砺市城端MAP
- 新高岡駅から車で35分
- 0763-62-1201 (一般社団法人南砺市観光協会)
- https://www.tabi-nanto.jp/about/area02