日常の疲れをゆっくりとほぐしてくれる。
そんな人や場所と出会えるのが北陸の旅です。
地元の優しい人たちとふれあったり、情緒ある町並みを歩いたり、ここでしか見られない風景と向き合ったり。
慌ただしい日常とはまったく違う世界を訪れるのが旅の魅力なら、北陸もきっと、最適な旅先に違いありません。
氷見温泉郷
海越しに立山連峰を望む絶景の温泉郷
氷見市内近郊には、海岸沿いをはじめとしていくつもの温泉が点在し、「能登半島国定公園 氷見温泉郷」と呼ばれています。
泉質はナトリウムー塩化物泉で肌によく、肌がつるつるになる「美人の湯」と評判です。
また、温泉につかりながら、富山湾越しに立山連峰を眺めることができ、世界でも例を見ない風景といわれています。
風景も最高の
美人の湯!
もちろん食も大きな魅力。
「天然の生け簀」と称される富山湾の「ひみ寒ぶり」に代表される海の恵み、「氷見牛」などのブランド食材も人気が高く、心にも体にも栄養を与えてくれます。
日帰りでも楽しめますが、ゆったりと過ごしたくなる、温泉も風景も食もとっておきの、癒やしの温泉郷です。
食事から温泉、景色まで氷見の魅力が詰まった施設。
氷見の魅力を
まるごと楽しむ!
氷見漁港場外市場「ひみ番屋街」は、漁港直送の回転寿し、新鮮な魚介やひと工夫された水産加工品、氷見うどん、氷見牛、スイーツなど地元ならではのグルメがてんこ盛りの施設。
また氷見温泉郷の総湯が併設され、天然温泉や無料の足湯でリフレッシュできます。
富山湾を一望できる展望台も楽しめ、氷見のおみやげ品も多数そろえられています。
- ひみ番屋街
- 富山県氷見市北大町25-5 MAP
- 0766-72-3400(氷見まちづくり株式会社)
- 【鮮魚施設・物販施設】8:30~18:00
※鮮魚は売り切れ次第終了。
【飲食施設】11:00~19:00
【回転寿司】10:00~21:00
【フードコート】8:30~19:00
定休日 1月1日 ※施設メンテナンスのため、臨時休業あり。 - https://www.info-toyama.com/spot/21006/
ほたるいかミュージアム
富山湾の神秘を間近で体験
ホタルイカの生態や棲息する富山湾の神秘について体験しながら楽しく学べる施設「ほたいるいかミュージアム」。
最大の魅力はなんと言ってもホタルイカ発光ショーで、暗い海で青白く幻想的に光るホタルイカの泳ぐ姿を間近で見ることができます(3月20日~5月31日以外は発光性プランクトンによるショーを実施)。
世界で唯一の
ミュージアム!
富山湾の深海に住む魚たちに触れることができる「深海不思議の泉」や「深海展示コーナー」など、普段知ることができない世界を体験できるコーナーも。
ホタルイカを中心としたメニューを提供するレストランや、ホタルイカ珍味や深層水関連商品を取りそろえるお土産ショップなども充実しています。
- 富山県滑川市中川原410 MAP
- 076-476-9300(株式会社WAVE滑川)
- 9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日 6月1日~3月19日の火曜日(祝日の場合翌日)、年末年始、1月最終月曜日から3日間 - http://www.hotaruikamuseum.com/
ホタルイカ料理を気軽に味わえるレストラン。
滑川漁港の新鮮な
魚介類を堪能!
ほたるいかミュージアムの2階にあり、一面ガラス張りの窓から富山湾のパノラマ絶景を望むレストラン。
海を一望できる店内で、滑川漁港そばならではの新鮮な食材を使い、ホタルイカやシロエビの天丼、深層水コーヒーゼリーなど多彩なメニューを味わうことができます。
春には旬のホタルイカをたっぷりと使った料理が大人気。
ホタルイカを気軽に味わってみたい方にぴったりの施設です。
- パノラマレストラン光彩
- 富山県滑川市中川原410 MAP
- 076-476-1370
- 【3月~8月】11:00~21:00
【9月~2月】11:00~17:00
定休日 6月1日~3月19日の火曜日(祝日の場合翌日)、年末年始、1月最終月曜日から3日間 - https://www.info-toyama.com/gourmet/52013/
イルカウォッチング
野生のイルカと泳げる貴重な海
石川県能登半島のまん中に位置する人口3000人ほどの小さな島、能登島。
自然豊かで穏やかな時が流れる島で、その周辺には野生のミナミバンドウイルカの家族が現在12頭(2020年8月現在)生息していて、イルカたちを間近で見られるイルカウォッチングやイルカのそばを泳ぐことができるドルフィンスイムが開催されています。
透き通る海で
イルカと泳ごう!
イルカは学習能力が高く船長とコミュニケーションをとることもでき、イルカウォッチング(普段着でOK!)では、船長の呼びかけにイルカが応じる場面も楽しめます。
ドルフィンスイムでは、イルカが近くに来る瞬間がポイント。
海の中から見てみると、愛くるしいイルカたちが、じっとこちらの瞳を見つめてくれます。
野生のイルカを見たり、すぐそばを泳げたりする場所は、日本では能登島を含め数か所のみ。
ぜひ体験してみてはいかがですか。
- 石川県七尾市能登島曲町2部乙2-7 MAP
- 0767-84-0533
- 3-10月:9:00-17:00 11-2月:10:30-16:00
土日・祝日・GW・夏休みは時間延長
定休日 木曜日(カフェのみ) / 不定休 - http://www.umi-to-orgel.com/irukawatching/
自然豊かな能登島で海の生き物とふれあえる水族館。
楽しい工夫が
いっぱい!
能登半島近海に生息、回遊してくる魚を中心に展示する水族館。
「ジンベエザメ館 青の世界」では、神秘的な青い世界が広がる巨大な水槽の中を、大きなジンベエザメが泳ぐ圧巻の姿を見ることができます。
「のと海遊回廊」では、回遊魚が泳ぐ水槽と能登の海をイメージしたプロジェクションマッピングの常時投影により、まるで海中散歩をしているような気分が楽しめます。
- のとじま水族館
- 石川県七尾市能登島曲町15部40 MAP
- 0767-84-1271
- 3/20~11/30 9:00~17:00(入館は16:30まで)
12/1〜3/19 9:00〜16:30(入館は16:00まで)
定休日 12月29日〜12月31日 - https://www.notoaqua.jp/
金沢湯涌創作の森
里山にいだかれて文化体験
金沢の奥座敷として市民に親しまれる湯涌温泉。
そのほど近くに、創作と交流、古民家と森をテーマに里山の文化拠点として作られた施設が「金沢湯涌創作の森」です。
9万平方メートルにおよぶ敷地の中に4つの工房があり、天然本藍を発酵だてして染める「藍工房」、草木染めした糸から織り上げる「染織工房」、オリジナルTシャツ作りが人気の「スクリーン工房」、大判の銅版画やリトグラフのプレス機を持つ「版画工房」となっています。
自然の中で
創作活動!
各工房とも、初心者講座や工房体験プログラムを開講していて、宿泊施設も備えているので滞在制作も可能です。
訪れたときにぜひ試してほしいのが、高さ13メートルの大きな竹製ブランコ。
竹はとてもしなるので見た目以上にスリルがあり、大きくこぎ出すと空にダイブしているようなワクワク感を楽しめます。
体験のあとは、湯涌温泉日帰り湯でゆったりと疲れを解きほぐしてください。
- 石川県金沢市北袋町ヱ36番地 MAP
- 076-235-1116
- 9:00~17:00(宿泊室チェックイン13:00/チェックアウト10:00)
定休日 火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日から翌年1月3日) - https://www.sousaku-mori.gr.jp/
里山の風景を見ながらハンモックに揺られる贅沢なひととき。
のんびり過ごす
贅沢な時間!
里山の小高い丘に建つ古民家を改装したカフェ。
1階は地元湯涌のお米や野菜を使ったオムライスやパスタを提供するレストラン、2階はハンモックに揺られながらコーヒーやスイーツをいただけるカフェ。
ハンモックに身を沈めながら里山の景色を眺める、心安らぐひとときを楽しめます。
- カフェ とある丘
- 石川県金沢市下谷町チ97番 MAP
- 090-2035-9119
- 10:00〜18:00(L.O 17:30)
定休日 木・金 - https://yalebanobiru.wixsite.com/website
三國湊レトロ
北前船の歴史が残るレトロな町並み
三國湊は古来より九頭竜川やその支流である足羽川などを使った物流の拠点でした。
江戸中期になると海上航路が発達して北前船交易が始まり、三國湊も物流の一大集積地として湊町には北前船を所有する廻船問屋をはじめ、さまざまな物品を販売する商店が軒を並べ、大きく発展しました。
その繁栄は明治以降に鉄道が開通し、物流の中心が船から鉄道へ移るまで続きました。
レトロな町並みは
情緒たっぷり!
三國湊には、北前船が残した歴史・文化はもちろんのこと、格子戸が連なる町家、豪商の面影が残る歴史的建造物など、情緒あるレトロな町並みが残っています。
三國湊の海運と文学がテーマのミニ資料館「マチノクラ」、町の繁栄を今に伝える江戸時代の町家「旧岸名家」、大正の近代化遺産「旧森田銀行本店」など、三國湊町の歴史と風情を楽しんでみませんか。
- 福井県坂井市三国町北本町4丁目、南本町3丁目 MAP
- 0776-82-8392(三國會所)
- https://www.fuku-e.com/spot/detail_1146.html
三國湊の海運と文学にふれる資料館。
蔵を改修した
建物にも注目!
三國湊の海運と文学がテーマのミニ資料館「マチノクラ」。
北前船によって繁栄を極めた時代から、海運が衰退した後に多くの文学者が集い、詩歌の都とも呼ばれた時代を肌で感じることができます。
展示物やムービーで三國湊の概要を知れば、その後の散策で見る風景もまた違って見えるかもしれません。
- マチノクラ マチノニワ
- 福井県坂井市三国町北本町4丁目6-55 MAP
- 0776-82-8392(三國會所)
- 9:00~17:00
定休日 毎週水曜日(祝祭日の場合は開館) 年末年始(12/29~1/3) - http://mikunikaisyo.org/machinokura-2
一乗谷朝倉氏遺跡
日本のポンペイ、一乗谷で感じる朝倉氏の栄華
福井市の南東約10キロ、一乗谷にある朝倉氏遺跡。
戦国時代、朝倉氏が五代103年間にわたって越前の国を治めた地で、多くの貴族、文人や商人が訪れ繁栄していました。
しかし1573年織田信長に攻め滅ぼされ、城下町は焼き尽くされて田畑の下に埋もれていました。
およそ400年後の1967年から始まった発掘調査により、武家屋敷・寺院・町屋・職人屋敷や道路に至るまで町並がほぼ完全な姿で発掘され、いまは国の重要文化財・特別史跡・特別名勝の三重指定を受ける日本でも数少ない場所となっています。
日本のポンペイとも
呼ばれる史跡!
朝倉氏遺跡は、一乗谷川を挟んで、朝倉氏の館跡と復原された城下町にわかれています。
城下町は、当時の武家屋敷や庶民の住む町屋などが再現され、家々の中も見学ができ、当時の暮らしの様子をリアルに感じることができます。
館跡は、礎石などが残るだけですが、広大な敷地に並ぶその跡を見ると、荘厳な屋敷の姿が目に浮かぶようです。
少し奥に上ると「湯殿跡庭園(ゆどのあとていえん)」という、戦国時代の気風漂う荒々しい巨石を使った庭園があり、そのダイナミックな構成美は朝倉氏の勢いと文化水準の高さを感じさせます。
- 福井県福井市城戸ノ内町 MAP
- 0776-41-2330(朝倉氏遺跡保存協会)
- 一乗谷朝倉氏遺跡/見学自由、復原町並/9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日 年末年始 - https://www.fuku-e.com/010_spot/?id=2
かつての藩主と同じ視点で眺める美しい庭園。
四季折々の美に
癒やされる!
福井藩主松平家の別邸で、江戸時代には「御泉水屋敷(おせんすいやしき)」と称された養浩館庭園。
大きな池を中心に広がる庭と、池に浮かぶようにして建つ数寄屋造りの建物の一体感が「水の庭園」として専門家からも高く評価されています。
また名勝庭園ではめずらしく、かつての藩主と同じように座敷からゆったりとお庭を眺めることができるのがポイント。
ここでしか体験できない、穏やかで贅沢なひとときを過ごしてみてください。
- 名勝養浩館庭園
- 福井県福井市宝永3-11 MAP
- 0776-20-5367
- 9:00~19:00(11月6日から翌年2月末日までは17:00閉園。入園は閉園30分前まで)
定休日 年末年始(12月28日〜翌年1月4日) - http://www.fukuisan.jp/ja/yokokan/