北陸の恵みを味わう旅
北陸の恵みを味わう旅A trip to taste the blessings of Hokuriku

富山 石川 福井
2020.10.02

海の恵みと山の恵み、豊かな水と肥沃な大地。
北陸にきわまる美食を堪能する旅へ。

海と山に囲まれ、豊かな水にも恵まれる北陸の地。
米どころ・酒どころとしても有名で、地域ごとに多彩な食文化が根付いてきた北陸は、まさに美食の宝庫です。
名物・名店は枚挙に暇がないこの土地で、あなたはどんな美食の旅を過ごしますか?

Toyama富山県

富山湾鮨

天然の生け簀「富山湾」が育む鮨

豊かな自然環境に恵まれ、四季を通して多彩な海の幸に恵まれる富山湾。
その旬の地魚を新鮮なまま堪能できるのが「富山湾鮨」です。
富山湾は日本海に分布する約800種のうち約500種の魚が生息する水産資源の宝庫で、漁場と漁港の距離が極めて近くとれたての魚がすぐに市場へ届くのがポイント。
さらに「全国名水百選」にもっとも多く選定され、立山連峰を始めとする3000メートル級の山々から届く豊かな水もおいしさの理由です。

富山湾を
味わう絶品!

また米どころ富山では、万年雪をいただく立山連峰からの雪解け水が冷たいまま富山平野に行き渡り水田を潤します。
夏でも稲はいきいきと収穫直前まで生長を続け、しっかりと熟した米を実らせます。
この魚・水・米が揃う富山という土地だからこそ生まれる「富山湾鮨」。
ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

氷見の新鮮な魚介を堪能できる人気店。

地元のファンも
多いお店!

氷見漁港へ毎朝買い付けに行く「江戸前 寿司正」。
その日に揚がった魚で季節を感じ取ってほしいと、旬のネタがずらりと並びます。
春はシロエビにホタルイカ、夏は氷見マグロに岩ガキ、秋から冬にかけては魚が一段と美味しくなり、ズワイガニ、紅ズワイガニ、ひみ寒ブリ、カワハギにバイ貝など1年中、客の舌をうならせてくれます。

  • 江戸前 寿司正
  • 富山県富山市一番町4-29 MAP
  • 076-421-3860
  • 月~土曜日 11:00~13:30(LO)
    日~木曜日 17:00~24:00(23:30LO)
    金・土曜日 17:00~26:00(25:30LO)
    定休日 火曜日(年末年始とお盆は営業)
  • https://www.info-toyama.com/gourmet/12002/

ます寿し

各店が味を伝える富山名物

富山名物「鱒(ます)寿し」。鱒寿司、ますの寿司などとも呼ばれます。
昔ながらの竹の曲げ物の器を開けると、若笹のさわやかな香りと美しい薄紅色の鱒の切り身が食欲を誘います。
厳選された上質の鱒の身と富山県産コシヒカリを使い、職人たちが熟練の技でひとつひとつ丁寧に仕上げる富山の名産です。

富山の食を
代表する逸品!

家庭に「おふくろの味」があるように、鱒(ます)寿しにも各店の「伝統の味」があります。
富山の鱒(ます)寿し店は市内だけでも十数店舗あり、お店によってさまざまな特徴があります。
また、味付けだけでなく、鱒の厚みや並べ方、ご飯の炊き方、ご飯と鱒の置き方など、素材と秘伝の味付けに最もあう方法で職人が作り上げ、今に伝え続けています。
いろいろなお店の味を食べ比べするのも、鱒(ます)寿しの楽しみ方のひとつです。

ます寿し作りも体験できる、老舗が運営するミュージアム。

富山名物の
歴史がわかる!

ますのすし本舗源本店の「ますのすしミュージアム」では、300年の歴史を持つ「ますのすし」の技と伝統をいろいろな形で感じることができます。
工場見学やますのすしの歴史などを学べる映像や展示コーナー、「ますのすし伝承館」では、ますのすし職人の熟練の技と昔ながらの製法の過程を実際に見ることができます。
予約をすれば、ますのすしの手作り体験も。

Ishikawa石川県

能登丼

奥能登を凝縮した多彩な丼

奥能登産のコシヒカリと水、地場でとれた旬の魚介類や能登で育まれた肉類・野菜、地元産の伝統保存食を使用し、器と箸も能登産にこだわった能登の魅力を凝縮した「究極のどんぶり」、それが能登丼はです。
取り扱っているお店は現在46店舗(2020年時点)で、地魚の刺身を盛りつけたものから、カニ、カキ、ふぐ、クジラなどひとつの食材を前面にうち出したもの、能登牛や能登豚を使った丼や海鮮天丼など、各店が独自の工夫やこだわりで作っており、能登の旨さをいろいろな角度から味わうことができます。

お店ごとの
工夫が楽しい!

そのお店に行かないと食べることができないのも能登丼の魅力。
複数のお店をまわって能登の旨みを満喫するのもおすすめです。
能登の旅に後悔が残らないよう、事前に公式ホームページなどで確認しておきましょう。
使ったお箸は記念としてそのまま持って帰れるのも人気のポイントです。

地元の味わいを堪能できる能登観光の拠点。

浜焼きも
大人気!

天然の良港として古くから栄えてきた能登最大の漁港・七尾港にあり、厳選した能登の味が揃う施設です。
朝どれの海産物や能登の銘産品の販売や観光情報の提供のほか、「能登グルメ館」では能登の旬の味覚を楽しむことができます。
能登の魅力をぎゅっと詰めこんだ旅の拠点です。

  • 道の駅 能登食祭市場
  • 石川県七尾市府中町員外13-1 MAP
  • 0767-52-7071
  • 8:30~18:00
    定休日 火曜日(祝日の場合は営業)7月~11月は無休、1月1日は全館休業
  • http://www.shokusai.co.jp/

加賀料理

洗練を極めた料理ともてなし

金沢に来たら一度は体験したい贅沢が料亭での会食。
料理だけでなく、建物や器、調度品、日本庭園、もてなしの仕方まで、金沢の文化を体験できます。
金沢は、山海に囲まれ、肥沃な加賀平野から米や野菜が豊富にとれる恵まれた土地。
また関西と関東の中間に位置し、東西が融合した独自性の食文化を持ちます。
そこから生まれ育まれてきたのが、金沢の料亭で味わうことのできる「加賀料理」です。

金沢の文化を
まるごと体感!

代表的な「鯛の唐蒸し」は、背開きにした鯛に具入りのおからを詰めて蒸した料理。
有名な「治部煮(じぶに)」は、鴨肉と野菜、そして金沢独特のすだれ麸が使われており、繊細なうまみと食材のおいしさが調和し、まさに加賀料理の長所を表現しているといえます。
器には九谷焼や輪島塗、金沢漆器、山中漆器などが使われます。
「加賀料理」を舌と目の両方で味わい、茶の湯文化により磨き上げられたもてなしにふれる。
そんな贅沢な体験をしてみませんか。

「献上加賀棒茶」の丸八製茶場が運営する喫茶。

ギャラリーも
併設!

「献上加賀棒茶」で有名な丸八製茶場が直営するほうじ茶専門店で、店名は、松尾芭蕉と親交の深かった加賀を代表する俳人であり、茶商でもあった小杉一笑に由来しています。
すっきり芳ばしい加賀棒茶と季節の菓子を味わう、金沢らしいティータイムを過ごすことができます。

  • 一笑
  • 石川県金沢市東山 1-26-13 MAP
  • 076-251-0108
  • 物販・ギャラリー:10:00~17:00
    喫茶:10:00~17:00(L.O.16:30)
    2Fスペース:10:00~17:00
    定休日 月曜・火曜 (祝日の場合は水曜休業)
  • https://issho.kagaboucha.com/

Fukui福井県

越前そばの里(そば打ち体験)

越前そばを楽しむテーマパーク

越前そばのすべてがわかる! 越前そば発祥の地である越前市。
福井県(おもに嶺北地方)では、冷たいそばにたっぷりの大根おろしと削り節、刻みネギをのせて食べる「越前おろしそば」が有名です。
越前そばの里は、創業90余年の老舗そば店3代目が、「旨いそばを作りたい」と越前市と北海道の広大な土地でそばを栽培。
栽培から製粉・製麺・つゆづくりまで全工程を自ら手掛けた、越前そばのテーマパークです。

福井みやげも
揃っています!

越前そばの里では、こだわりのおろしそばをできたてで食べることができ、手づくりお菓子工房特製の「そばソフトクリーム」も人気。
また、全国でも珍しいそば工場の見学ができるのも人気のポイントです。
体験夢工房では、スタッフ指導のもとで本格的な道具を使い、こねる・伸ばす・切るといった各工程を体験することもできます(要予約)。

越前そばの里

福井県内外から常連客が訪れるおろしそばの名店。

大根おろしの
辛みが特徴!

ピリリと辛みのきいた「おろしそば」を目当てに、多くの人が訪れる人気店。
「かめや」の特徴はわさびが必要ないほどに辛い辛味大根。
その季節に適した辛みのある大根を店主自らが選んで使用しています。
力強くコシのある田舎そばに、やさしい出汁と辛味のきいた大根おろしが一体となり、一度食べると忘れられないおいしさです。

御食国若狭おばま食文化館

若狭おばまの食文化を堪能

「御食国(みけつくに)」とは、古来、朝廷に「御贄(みにえ)」「御食(みけ)」(天皇の御食料を指す)を納めた国のこと。
若狭は、古くから塩や海産物などを納める御食国として、歴史的に重要な役割を果たしてきました。
若狭おばまは、今も昔も、豊かな森が生み出す水、美しい自然が育む豊富な海の幸、山の幸に恵まれた水と魚や野菜のうまいまち。
全国に誇れる食の歴史と食材に光をあて、「食のまちづくり条例」を策定した小浜市が、そのコア施設として作ったのが「御食国若狭おばま食文化館」です。

豊かな食文化を
五感で味わえる!

ミュージアムでは、「すし」のルーツと日本食のおいしさの秘密を紹介するブースを始め、多くのテーマ展示を行っています。
若狭工房では、若狭おばまの食の歴史や文化を支えてきた、若狭塗・若狭和紙などに伝統工芸を受け継ぐ匠たちが製作した工芸品の販売や、箸研ぎや紙漉きなどの体験で伝統に触れることができ、また濱の四季では魚介をはじめ地場産の食材にこだわった若狭おばまの伝統料理を味わうことができます。

御食国若狭おばま食文化館

築40年の民宿の離れを改装した和洋レストラン。

小浜の食材を
和洋で満喫!

小浜市志積では、かつて民宿と離れとして利用された3棟の空き家を、レストランとふたつの宿泊施設に生まれ変わらせる新たな漁村滞在プロジェクト『海のオーベルジュ志積』が進められてきました。
そのうちのレストラン、「RESTAURANT UCHITOMI/レストラン内外海」が8/1にオープン。
海側がガラス張りの開放的な空間で、オーシャンビューとともに地元の海と山の幸を使った和洋料理が楽しめます。
ランチは若狭湾で朝採れた魚介を使ったメニュー、ディナーは和と洋を掛け合わせたコースが用意されています。

  • RESTAURANT UCHITOMI
  • 福井県⼩浜市志積15-3 MAP
  • 0770-54-3531
  • ランチ 11:30〜15:00(L.O.14:00)
    ディナー 18:00〜22:00(L.O.21:30) ※ディナーは要予約
    定休日 ランチ:毎週水・土曜 (祝日除く) ディナー:毎週水曜(祝日除く)
  • https://www.shitsumi.com/
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