五箇山合掌造り集落
今も人々が暮らす合掌造りの世界遺産
富山県の五箇山(ごかやま)地方は、標高1,500メートル級の山々に囲まれ、冬には2~3メートルの積雪がある豪雪地帯。
五箇山合掌の里は、庄川沿いの谷間に集落が点在し、そのうちの相倉(あいのくら)集落と菅沼(すがぬま)集落が1995年、岐阜県白川郷荻町とともにユネスコの世界遺産に登録されました。
五箇山は今も人々が生活する暮らしの場です。
昔と変わらない小川の流れや田んぼのあぜ道、合掌造りの家々など、素朴でこじんまりとした農村集落は日本の原風景そのものです。
どこか懐かしい
日本の原風景!
合掌造りは、全国でも五箇山と白川郷、隣接する山間部にのみ見られる独特の建築様式です。
仏を拝むときの「合掌」に由来し、まるで天に向かってお念仏の手を合わせるような合掌屋根が五箇山の暮らしを守ってきました。
現存する合掌造り家屋はおよそ100~200年前のものが多く、古いものは400年前に遡るといわれています。日中はもちろん、季節ごとに行われる幻想的なライトアップも必見です。
- 富山県南砺市上梨754MAP
- 富山駅から車で1時間
- 0763-66-2468
- 9:00〜17:00 年中無休
- https://gokayama-info.jp/
五箇山の伝統工芸を学び、体験もできる施設。
和紙製品など
特産品もいっぱい!
五箇山和紙は江戸時代に加賀藩の手厚い保護を受けながら発展し、五箇山は良質な和紙の産地として今日に至っています。
道の駅たいらを併設する五箇山和紙の里では、五箇山和紙の歴史や製造工程、製品などを紹介するほか、合掌造りの和紙体験館では、はがき作りなどの手漉き体験ができ、手軽に五箇山の伝統産業にふれられます。
- 道の駅たいら「五箇山和紙の里」
- 富山県南砺市東中江215MAP
- 富山駅から車で1時間
- 0763-66-2403
- 9:00〜17:00(体験9:00〜17:00)
年中無休 12月29日〜1月3日 - https://gokayama-washinosato.com/
雨晴海岸
富山湾越しに望む立山連峰
標高3,000メートル級の山々が海に浮かんで見える、世界でも希少な絶景スポットとして名高い雨晴海岸。
浜から眺める岩礁と青松、富山湾越しに見る立山連峰の雄大な眺めは、四季それぞれに変化し、息を呑む美しさです。
1年を通して「絵になる」雨晴海岸ですが、冬の朝にはまた違った姿を見せてくれます。
陸上の冷たい空気が海に流れ込むことで発生する自然現象「けあらし(気嵐)」によって日中とはまったく異なる表情となり、その時間を狙ってファインダーを構えるカメラマンも数多く訪れるベストシーズンの一つとなります。
富山が世界に
誇る絶景です!
万葉の歌人、大伴家持は、この雨晴の風景をこよなく愛し、多くの歌を詠みました。
雨晴海岸から氷見市の松田江の長浜までは「白砂青松百選」・「日本の渚百選」に選ばれています。
源義経が奥州へ落ちのびる途中、にわか雨の晴れるのを待ったという「義経岩」があり、地名「雨晴」の由来ともなっています。
- 富山県高岡市太田MAP
- 雨晴駅から徒歩5分
- http://www3.nsknet.or.jp/~amaharasi/
雨晴の絶景とともに楽しみたい地域の魅力が満載。
2018年オープンの
新しい道の駅!
周辺の観光情報を発信する案内所、銅器・漆器など高岡のクラフト作家の作品や地域特産品を購入できるショップ、オーシャンビューが自慢のカフェを併設した道の駅。
カフェでは地元産の食材を盛り込んだおいしいランチも楽しめ、雨晴海岸を一望できる2階・3階の展望デッキもおすすめです。
- 道の駅 雨晴
- 富山県高岡市太田24番地74MAP
- 雨晴駅から徒歩5分
- 0766-53-5661
- 9:00〜19:00(展望デッキ、トイレは24時間)
定休日 年中無休 - https://michinoeki-amaharashi.jp/